○NPCの見方 2 生理的欲求を見分けることが出来るようになったら、次は欲望を見てみましょう。
エヴァンゲリオン2ではPCを除くすべてのキャラクターが欲望(デザイヤ)をもっています。 基本的には、この欲望を満たすために行動を行い続けている訳です。
欲望には前回説明した生理的欲求を含め、十六種類が存在します。 ちょっと代表的なものを紹介して見ましょう。
肉欲 これはHなことをやりたい欲望です。 仕事欲 これは仕事しなければならないという義務感です。 無欲 これはもうなにもしたくないという欲望です。 情欲 人と話したい、仲がいい人に接触したいという欲望です。厳密に言うとこれには数種類があり、友情や愛情、親愛というものが存在します。 謎欲 世界の謎を追う欲望です。 嫌いな奴から遠ざかりたい欲 呼んで字のごとくです(笑)
○欲望は記憶で作られる 欲望は記憶で作られていきます。 過去に良い記憶があれば、これを模倣しようとするわけです。その記憶に対応する欲望が、計算で求められていきます。
○欲望への影響 欲望には周囲の状況によって影響が与えられます。 例えば目の前に美人がいれば肉欲がぐぐっと上がりますし、司令がいると仕事しようという気になります。
○観察してみよう NPCはこの欲望で動いているなというのは、たずねるの、今、何をしたい気分で見ることが出来ます。 通常、刻一刻と変化しているので、大まかな方向性が分かるだけにしかすぎませんが、これが分かるだけでも随分NPC観察が楽しくなるものです。
○欲望を利用したプレイング NPCは欲望に基づいている訳ですから、これをゲームに利用すればNPCを操作する事が出来ます。 代表例はアイテムですが、役職のあるキャラでは歩いたり近づいたりすることで思考を変えることが出来ます。
例えばゲンドウはしばらく突っ立てるだけでオペレーターたちを自販機コーナーから追い払って仕事場に追い立てることが出来ます。 |