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笑いが収まる頃、善行は今迄聞いては、はぐらかされるばかりのことを聞いた。 「僕は、いい士官になれそうですか。」 「そんなことを、聞かなければ。ミスター。」 若宮は、少し笑った。
「部下はいつも、迷いなく決断する上官を望んでいるのです。自分が弱く、はかない兵隊であるゆえに。そして上官を見て思うのです。自分は弱いが、この人についていこう。この人の正義についていこうと。」 「あなたには義務がある。我々の死に。せめて正義のために闘って死んだと、そう我々に信じさせる義務があるはずです。」
「…僕が…正義の体現者だって…?」
「…僕は、面倒くさい儀式だと、そう思っていた。」 「我々こそは伝説が歌う、民を守りて闇を払う銀の剣。そうでなければならんのです。」 善行は、顔をあげる。
若宮も、顔をあげた。
「どうした。」 |
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