癒し系会話ゲーム“バーチャばあちゃん”
01/09/06
最初に断っておくが、ただの語呂合わせで、思いついただけの企画である。全く少しもゼンゼン深くは考えていない。 ゲームのジャンルは、シーマンやどこでもいっしょと同じ。 キャラをお婆さんに変えただけだ。 既存の同ジャンルのゲームとやや違う点を以下に羅列する。 〇会話がつながらなくなったときは「近ごろ耳が遠くなってねえ」とごまかす。 〇同じ話を何度もするが「近ごろ物忘れが激しくなってねえ」とごまかす。 〇同じ話を何度もするが、人名や地名が微妙に変わる。 〇登録されてない単語が出たときは「近ごろの言葉は難しくてよくわからないねえ」とごまかす。 〇登録されてない単語が出たときは「ほお、それはよかったねえ」と無意味なあいづちを打つ。 〇入力したプレイヤー名がいつの間にか、戦死した息子や娘の名前になる。 〇話がやたらと長い。 〇プレイヤーに何を言われてもニコニコしている。 〇お婆さんの話題は主に自身の半生。信憑性は薄いが内容は意外と面白い。 〇話の中途で寝てしまう。 〇気が向くと思い出の品や写真を見せてくれる。 〇無責任に優しい。 〇「大切にお使いなさい」と言って、5円、10円の小遣いをくれる。 僕はお年寄り、特にお婆さんの話を聞くのが、わりと好きだ。 数年前に死んだ僕の祖母は、初めて東京に出てきたときの話を繰り返し聞かせてくれた。たとえば、 「東京駅からタクシーに乗って、キュージョウまでと言うたら後楽園に連れて行きまんねん。運転手さん、それは宮城やのうて 球場でんがな。」とかね。 8回は聞いたなあ。で、僕はそのたびに「物を知らない運転手だね」とか「そりゃ、災難だったね」とかおおげさに笑うのだ。 ※宮城は皇居のこと。もちろんミヤギじゃなくてキュージョウと発音する。
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