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新年のご挨拶
ニュース

新年明けましておめでとうございます。

おかげさまで、弊社は今年で【創立21周年】を迎えました。

今年も、皆様にご満足いただけるソフトの制作に
社員一同、全力で取り組んでまいります。

今後とも弊社及び弊社作品へのご支援・ご愛顧を賜りますよう、
よろしくお願い申し上げます。

メリークリスマス!
ニュース

と言えば『リンダキューブ』!

ただいま、PLAYSTATION®Storeにて絶賛販売中!

どんどんダウンロードして、「シリアス」なクリスマスをどうぞ(笑)


PLAYSTATION®Store
http://www.jp.playstation.com/store/

【試し読み】鬼切り夜鳥子4
桝田 省治

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●序章冒頭
序章 淫らな夢

 桂木駒子【ルビ:かつらぎこまこ】は、その朝、男に抱かれている夢を見ていた。
 朝日でいっぱいの自室のベッドで目を覚ましたとき、頬が焼けるように熱く、心臓が破裂しそうなくらいドキドキしていた。
 夢の中で自分が抱かれていたのは、久遠【ルビ:くどう】だと思う。だが、どこか違う気もした。
 久遠久【ルビ:ひさし】は、駒子の数少ない異性の幼なじみだ。
 同い年の十七歳。家が近かったため、幼稚園から小学校中学校とずっと一緒。今も東北地方南部のS市郊外にある同じ私立高校に通っている。おまけに同じクラスで席も前と後ろ。
 背が高く親切で勉強もでき、スポーツもそつなくこなす。それにわりとイケメン。
 だから……と言うわけではないが、久遠は、駒子のファーストキスの相手だ。
 いたしたのは三ヶ月ほど前、夜の八時過ぎ。場所は自宅の前の道だった。
 子供のときからずっと好きだったから、ぜんぜん後悔はしていない。
 と言うか、誘ったのは、こっちだった。
 嬉しくて身体の震えが止まらなかったのを覚えている。
 以来、久遠がそれ以上の関係を望んでいることは、なんとなく察しがついていたし、正直なところ自分も同じ気持ちだと、よーくよーく自覚もしている。
 なのにだ。なのに、そこから先にちっとも進まない。
 世間で言うところの、友だち以上、恋人未満の典型かも……。なんとも歯がゆい。
「原因はQ(駒子は久遠をそう呼ぶ)が優柔不断で消極的なせいだ!!」と、駒子は決めつけていたが、どうやらこっちに問題があるらしいと最近になって気づいた。
 だから、舌を噛んで死にたくなるほどの恥ずかしさに耐えつつ、身体中の勇気をかき集め、乙女にあるまじき“秘密”の計画を駒子のほうからもちかけた。
 計画を聞いた久遠は、目と口を大きく開けたまま固まり、それでもなんとか、張子の虎のようではあったけれど、何度も首を縦に振ってOKした。
 その日がついにやってくる!!
 冬休みの初日でクリスマス・イヴの前夜。あさってだ。
 ふたりの大切な記念日になるはずのそのときを想像すると、駒子の小さな胸のドキドキは、さらに速まった。
 ところで、駒子には、もうひとつ秘密がある。
 もちろん今どきの女子高生ともなれば、親や友人にも言えない秘密のひとつやふたつ、あってもおかしくない。
 だが、駒子の秘密は、他と比べられないほどユニーク、かつ相当に深刻だった。
 信じられないだろうが、駒子の身体には、もうひとり別の人格が宿っているのだ。
 と言っても、いわゆる二重人格とか、そういう類のものではない。
 そんな生易しいものであったなら、どれだけ楽だったろうと思う。
 はぁぁあ……。(今のは溜息)
 駒子に宿るもうひとりの人格の名は、夜鳥子【ルビ:ヌエコ】。たぶん姓は、葛城【ルビ:かつらぎ】だ。
 平安時代の女陰陽師の霊で、自分のご先祖に当たる、らしい。
 夜鳥子が駒子の中に現れたのは、九月末。ちょうど三ヶ月前になる。
 実は、久遠とのファーストキスのきっかけを作ってくれたのは、この夜鳥子だ。
 その点では感謝していなくもない。だが、夜鳥子のせいで死にそうな目に何度も遭ったし、被った苦労も多々多々多々ある。縁結びの借りくらいはチャラのはずだ。
 夏休みに駒子たちの通う高校に新校舎が完成した。その工事で地中を掘り返したせいだろう、数匹の鬼が封じられていた塚が崩れたらしい。
「校内に解き放たれた鬼どもを放っておけば、次々に先生や生徒が食われる。奴らを倒せるのは儂だけ。ついては貴様の身体を貸せ」
 夜鳥子は、夢の中でそう迫った。で、駒子は、それを了承してしまったのだ。
 夜鳥子の仕事は“鬼切り”。
 八つの式神を使って人に憑いた鬼と戦い、これを滅することを使命としている。
 夜鳥子は、この式神たちを刺青【ルビ:いれずみ】のカタチで身体に飼っていた。
 そして“なぜか”夜鳥子の出現とともに、その刺青が駒子の全身に現れたのだ。
 百足【ルビ:むかで】、蜘蛛【ルビ:くも】、大蛇、蟹【ルビ:かに】、毒蛾、烏【ルビ:からす】に蛭【ルビ:ひる】……。
 そんな気味の悪い刺青が全身を覆った女子高生を想像してみて欲しい。
 さらに夜鳥子は、いざ戦闘となれば、久遠の前であろうと平気で脱いだ。
 断っておくが、裸にされるのは、夜鳥子ではなく駒子――私の身体だ。
 あれには泣きたくなった。
 ありがたいことに、ここ二ヶ月、夜鳥子は眠っていて刺青もきれいに消えている。
 だが、またいつ夜鳥子が目を覚まし、自分の身体が刺青だらけにされ、否応なく命がけの戦いに付き合わされるかと思うと気が気ではない。
 さらに夜鳥子に関しては、もうひとつ、引っかかることがあった。
 これは女の勘だ。根拠はあまりない。でも、十中八九、当たっていると思う。

 ――夜鳥子も久遠のことが好き……らしい。

 それも日頃はクールな夜鳥子が、鬼との戦闘の真っ最中に心を乱すほどにだ。
 夜鳥子は、久遠を八百年前に恋人だった男の生まれ変わりと信じている節がある。
 それが夜鳥子の思い込みか、本当なのかはわからない。
 問題は夜鳥子の気持ち……。
 ようするに、駒子の身体の中には恋のライバルがいて、駒子、夜鳥子、久遠の間には、考えただけで頭が痛くなるような複雑怪奇な“三角関係”が存在しているというわけだ。

●一章冒頭
一章 受胎告知
―1―

「私、妊娠したみたいなんですよぉ」
 あまりに唐突な三ツ橋の告白に呆気にとられ、駒子は完全に言葉を失っていた。

 二学期も残すところあと一日。明日は終業式だけ。大半の部活もすでに休みに入っていて、常ならば体育会の部員でひしめく放課後の運動場も人影がまばらだ。
 いつもは自宅まで送ってくれる久遠も、今日は予備校がある金曜日。授業が終わると、
「あとでメールするから」と手を振り、さっさと下校してしまった。
 というわけで、今、教室にいるのは駒子と三ツ橋だけ。もしかしたら、この階にはふたり以外に誰もいないかもしれない。それほど静かだ。
 ふたりは、運動場に面した窓際にある駒子の席で顔を見合わせていた。
 三ツ橋が座っているのは、駒子のひとつ前、久遠の席。三ツ橋は、久遠の椅子に横向きに腰かけて、駒子の机に頬杖をついている。
 駒子も自分の席で頬杖をついていた。駒子と三ツ橋の顔の距離は十センチほど。内緒話には、これくらいがちょうどいい。
 昼休みに、駒子は三ツ橋から、放課後、相談に乗ってもらえないかと頼まれた。
 三ツ橋企画のスキー合宿に、駒子も他数名の友人たちと、しあさってから参加する予定だ。放課後、三ツ橋とその打ち合わせをするつもりだったから、元もと時間は空けてあった。だから、相談も別に構わない。だが、相談の中身が想像がつかなかった。
 成績トップの三ツ橋が、自分に勉強の相談をもちかけるわけはない。と、すると、
「あ、もしかしたら恋愛に関する相談かも。そうね、そうよ、確かに三ツ橋ちゃんに比べれば、Qがいる分だけ、そっちは私が先輩だもん。でへへへ」
 と駒子は暢気に構えていた。ところが三ツ橋ときたら、開口一番……、
「私、妊娠したみたいなんですよぉ」
「え、い、あ、お、う?」
 発声練習のような意味不明の母音を立て続けに発したまま、駒子の口は開いたままふさがらなかった。

【第三報】夜鳥子4 聖邪が街にやってくる!!
桝田 省治

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 Amazon.co.jp ランキング: 本で617位
 夜鳥子の新刊もやっとランキングが3桁まで来た。

 夜鳥子は、続編を書くつもりがなかったのと、その1冊目があまりに特異な小説だったので、2巻以降の軌道修正が大変だった。
 2巻は、あれでも普通の小説の構造をまねたつもりだったんだけど、なんか力が入りすぎて、今読むと、最終章の手前が一番盛り上がっていて、最終章は悪くはないけど、やや力尽きて失速してる感がある。
 3巻は、さらに普通の小説の構造を研究して書いたら、いやあ、見事に普通の小説になりました、とサ。
 いや、今読んでもよく書けてると思うし、値段よりは十分に面白いとは思う、普通に。

 てな感じで、迷走を極めたシリーズだったけど、考えようによっては、お金をもらって試行錯誤してるというぜいたくな環境だったとも言える。
 ありがとう、ファミ通文庫。

 4巻は、普通の小説の構造を僕が知った上で、それを普通に道具として使えている。自分で言うのもなんだけど、うまくなったもんだ(笑)。
 数冊書いただけで、ここまで書けて、それなりにスタイルもできてきたのだから、やっぱ「オレ、天才」と、久しぶりに満足のいく出来だ。

 というわけで、読んでくれ。損はさせない。

【第二報】夜鳥子4 聖邪が街にやってくる!!
桝田 省治

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 今回は目次。
 恒例の目次下の刺青は、玉と虎(三ツ橋バージョン)。
 見てわかるとおり、和風の伝奇物なのに、今回は強引に各章のタイトルをクリスマスのネタでまとめてみました。

 来週は、序章と一章の冒頭辺りを公開する予定です。
 それまでは、目次のタイトルを見て、あーだ、こーだと想像していてください。

リンダキューブキャンペーン当選者&賞品発表!
ニュース

メリークリスマス!(にはちょっと早いですが)

お待たせしました!
当選者と賞品を大発表します!
当選者の方には、近日中に発送予定!
それこそ、クリスマスプレゼントになると良いな~と考えてます!

諸事情により、当選者のお名前はアルファベットにて明記致します。
各賞の名前は、まあシャレで、深い意味はありません(笑)
ご笑覧頂けましたら幸いです。


・102号室で会いま賞
賞品:カレンダーポスター
当選者:Rさん

・愛する二人はいつも一賞
賞品:ポスター
当選者:Hさん

・サチコでどーで賞
賞品:『リンダキューブ・アゲイン』アフレコ台本
当選者:Sさん

・「しよう!」賞
賞品:PCエンジン『リンダキューブ』攻略本
当選者:Hさん

・探すより簡単で賞
賞品:プレイステーション『リンダキューブ・アゲイン』販促用パンフレット
当選者:Cさん

・犬には効いたで賞
賞品:PCエンジン『リンダキューブ』販促用カセットテープ
当選者:Mさん

・ぶひょひょひょ賞
賞品:ハルカ青・赤セット(『ハルカ~天空の邪馬台国』、『炎天の邪馬台国』)
当選者:Yさん


改めまして、ご当選、本当におめでとうございます!


ちなみに、本日12月19日(金)正午までに、
当選者お二方からご連絡がありませんでしたので、
残念ですが、このお二方の当選権利は無効とさせて頂きました。

さりとて、賞品を手元に置いておいても宝の持ち腐れ!
って事で、急遽、「抽選大会第2弾!」を開催しました!

新たに当選されましたお二方には
下記サブジェクト(メール件名)にて
連絡させて頂きます。

『リンダキューブキャンペーン当選のお知らせ』

メールを受理された方は、
メールに書かれております内容をご確認の上、
再度のご連絡をお願い致します。

【第一報】夜鳥子4 聖邪が街にやってくる!!
桝田 省治

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 アマゾンにジャケットも入ったようなので、こっちでもあれこれ公開。
 
●写真は、左からジャケット、総扉、口絵見開き、キャラ紹介。
 4巻の舞台は、クリスマスイブ前夜の仙台市、光のページェント。

●帯の煽りと表4の粗筋は、以下のとおり。

聖夜、炎上!! 鬼才・桝田省治による圧倒的エンターテインメント第4弾!!

桂木駒子は、平安時代の陰陽師、夜鳥子の霊を宿す高校二年生。もうすぐクリスマス。駒子は、幼なじみの久遠との一泊計画で胸がいっぱい……そんなある日、親友の三ツ橋から仰天の告白。「妊娠したみたいなんですよぉ」三ツ橋の腹に宿ったのは死者をよみがえらせる“禍星ノ神子”。その裏には安倍晴明復活を企む三匹の式神による陰謀があった。その混乱の最中、夜鳥子の恋人、求道の魂が久遠の中に覚醒する。鬼才ゲームデザイナーがおくる伝奇アクション完結編、開幕!!

●きっと多くの方が店頭で最初に読む後書き(5巻より)

 鬼切り夜鳥子シリーズとは何だったのか?――その変遷を振り返る 

 ……というわけで、もしも人気が出たら続編も書けるという、あざとい含みを残しつつも、鬼切り夜鳥子シリーズはこれでめでたく完結です。
 思えば、僕にとってのこのシリーズは、ひたすら試行実験の場でした。
 一巻「百鬼夜行学園」は、企画書しかないアクションゲームの、影も形もないテレビ画面の臨場感を文章として再現する、その一点に専心しました。
 よって、二五〇ページほどの物語に鬼が六種類、式神が八種類も登場し、それぞれ見せ場のあるバトルを繰り広げる“だけ”という極めて特異な小説となりました。
 結果、当初の目的である「この世にまだないゲームの画面の迫力を写し取る」というその一点では、乙一先生も歓喜してくださったようにそれなりに成功したと思います。
 反面で「登場人物の心情やら背景があまりに薄い」といった批評もいただきました。
 まあ、アクションゲームの戦闘中に、登場人物の気持ちに思いを馳せる人は滅多にいないでしょうから、ある意味、当然の帰結なのですが……。
 で、二巻目「京都ミステリーツアー」では、登場人物の心情やら背景を書くためにいくつか僕なりに工夫しました。
 まず、五人の主要登場人物の心情を無理なく描き、かつテンポのよさを維持するために、一〇ページ区切りくらいで語り手をリレーしながら話を進めるという手法を採用してみました。さらに夜鳥子の背景を描くために舞台を京都に設定し、その過去の断片を本人に語らせるという作戦です。
 さて、この試みが上手くいったかといえば、登場人物の心情や背景がよくわかるという点では評価が上がったものの、次々に視点が変わるのは「落ち着きがなくてイヤ」「誰に思い入れしていいかわからない」との不満が出ました。
 そこで三巻「みちのく血煙慕情」では、主要登場人物をふたりに絞りこみました。さらに、夜鳥子の背景理解をより深めるために、物語の舞台を夜鳥子が生身の人間として生きていた平安時代の末期としました。
 結果ですが、これまで不満の多かった「登場人物の心情や背景」、これらに関する読者の評判はかなり良好。僕自身も手ごたえを感じました。
 が、しかし……、ここで予想もしなかった新たな問題が噴出!!
「歴史物は、なんだか難しそうなのでハナから読みません」とのこと。
(ああ、そうですか。そうでしょうとも。ハハハ……)
 この傾向は、いわゆるラノベの読者層ではきわめて顕著なようでした。
 このような諸々の事情を踏まえて、四巻「聖邪が街にやってくる!!」、五巻「禍★星に願いを」、満を持しての登場です。
 目線は、シンプルに駒子ひとりに原則的に固定。設定は現代。
 これに、健康的なエロ、軽めのSM、わかりやすいギャグ、息をつかせぬアクション、ベタなお涙頂戴、友情、努力、勝利、おまけにグルメ、観光情報、そして大団円まで、下世話な娯楽要素を適正と思われるバランスで詰めこんでみました。
 これは、夜鳥子シリーズの完結編であり、これまでの試行実験の集大成。
 今の僕が書ける精一杯。楽しんでいただけると幸いです。

 とりあえず、第一報。

中国語で尻とりは「接龍」
桝田 省治

昨日、中国語版の夜鳥子1と2の見本誌が送られてきた。
その中で面白かったこと。
2巻には、尻とりで悪口を言い合うというナンセンスなシーンがある。

ウンコたれ → 冷酷 → 口がくさい → いじわる

ま、こんな調子でやり取りが続く。
これをそのまま中国語に訳しても当然尻とりにはならない。
どう処理したんだろう、と思ったら

臭屁怪 → 怪人 → 人面獣心 → 心狼手棘

と、翻訳者は果敢に漢字で悪口の尻とりを試みていた。
ちなみに中国語で尻とりは「接龍」と言うみたいだね。 

【嬉しいニュース】
 いつの間にかアマゾンで「鬼切り夜鳥子4 聖邪が街にやってくる!!」の予約が始まってました。
 かなり面白いはずなので、ぜひどーぞ。
 今まで夜鳥子を読んでなかった方は、とりあえず3巻から読むことをお奨めします。
 4巻からいきなり読み始めても大丈夫なように書きましたが、3巻を読んでおくと何倍も面白くなります。

【悲しいニュース】
 いつの間にかPSPのアーカイブスのベスト10から、俺屍もリンダも消えてました。
 ……寂しいです。

プレイステーションアワード2008
佐々木 哲哉

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 先日12月3日のプレイステーションの誕生日にプレイステーションアワード2008が開催されました。
 このとき、長年の夢であった、ゴールドプライズの受賞にて登壇すると言う夢を果たす事が出来ました。
 これも、ユーザーの皆さん、セガ様、開発スタッフのお陰だと感謝しております。
 ファンタシースターシリーズは、誕生20年、当社も誕生20年と縁を感じます。
 それに、2001年にゲーム大賞でPSOが受賞したときに、当社のガンパレードマーチも優秀賞を受賞しています。これも縁だなぁと感じております。
 とにかく、賞を頂けると言うのは、とても嬉しい事ですし、今後の励みになります。
 これからも、ますます良い物を作れるよう頑張っていきますので、ユーザーの皆さまには弊社の作品を手にとって楽しんで貰いたいと思っております。

赤い虎と少年たちの戦いの話
桝田 省治

 娘は、今年の初めくらいまでは、将来はナンタラいう、世界で一番醜く臭い猪(絶滅危惧種らしい)の飼育係になりたいと言っていたが、今は新薬の開発を手がけたいらしい。
 いくつかアイデアがあるのだと真顔で言う。
 だが、同時に書か「ねばならない」物語もあるので、悩んでいるそうだ。
 どんな話だと訊くと「赤い虎と少年たちの戦い」の話らしい。
 僕は、いくつかディテールも聞いたが、長くなるので粗筋だけ紹介する。

 赤い虎は、虎の王で、人間に森を奪われ食べ物がなくなり、しかたなく他の虎たちを率いて人間の村をおそっている。
 人間は鉄砲を携え、村を守ることに手一杯。
 神出鬼没の赤い虎を捕らえることも追うことも出来ない。
 赤い虎に尊敬する父を殺された少年が赤い虎を追う。
 その旅の途中で、同じ境遇の仲間が増える。
 苦労の末、少年たちは赤い虎の本拠地を見つける。
 その山を守っているのは、赤い虎の七匹の子供。
 いずれも賢くて強い。
 少年たちと赤い虎の子供たちの死闘が繰りひろげられる。
 互いに仲間を失う。
 少年は、やっと山の頂上にいる赤い虎と対峙する。
 子供をすべて奪われた赤い虎と、親と友人をすべて奪われた少年の対決だ。

「で、どっちが勝つんだ?」僕が訊くと、
「いくつかアイデアがある。大人になるまでに考える」と娘はまたしても真顔で応えた。

 子供の壮大な空想と比較すると、僕の小説なんて実にちっぽけだ、とつくづく思う。

 追伸:
 リンダのキャンペーンに応募してくださった皆様、ありがとう。
 抽選に当たった方、とりあえずおめでとう。
 いらないものでも、恥ずかしいからオークションに出したりしないように、よろしく(笑)

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