ゲームデザイナーになるには
04/01/29
「ゲームデザイナーになるには、どんな勉強をすればいいの?」と小学2年生の次男に質問された。 次男に限らず、ゲーム業界を志す大学生や高校生などにも、よく訊ねられる質問のひとつだ。 僕はとりあえず、こうアドバイスした。 「漫画でもアニメでもゲームでも、本当にあったことでも、自分で思いついたことでも何でもかまわない。 〇〇と××は似てるとか、ダジャレですらかまわない。 おもしろかったこと、驚いたこと、腹が立ったこと。 とにかく気持ちが高ぶったことを、毎日3つずつでいい。 日記代わりにメモしておけ」 1年で約1000件、10年続ければ多感な少年期の情緒を網羅する10000件のネタ本の完成だ。 おそらくしばらく続けるとネタが尽きる。 尽きたところから力尽くで探す自分なりの方法も身につく。 あるいは自分の気持ちが動くパターンを発見できる可能性も高い。 これは自分の感性を客体視する能力だ。 いずれもプロには必要だと個人的には思う。 自分で言うのも何だが、とりあえずの答えとしては上等な部類だ。 今からではかなり手遅れ気味だが、僕も次男に付き合って挑戦してみようかと真剣に考えたほどに。 がだ。 「うん、わかった。やってみる。絵も描こう」と調子のいい返事をした次男は、翌日 「やっぱりゲームデザイナーになるのはやめた」と。 ゲームデザイナー、漫画家、小説家、コラムニスト、脚本家などで飯を食おうと目論んでいる諸君! だまされたと思って、上に書いた日記を10年続けてみてくれ。 絶大なる効果を保証するよ。 以上
|