シナリオ主体のゲームについて
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詳細は忘れましたが、前にテレビでこういう番組を見ました。 はやりのトレンディドラマの1シーンを主役は抽選で当たった一般人、あとはすべてそのドラマに出演している本物の俳優で 再現するという企画です。 その一般人の方には申し訳ないですが、その一般人の場にそぐわなさ加減を視聴者に見せて笑いを取るのが企画者のねらいです。 でもね、その一般人の方は演技を終了すると、感涙ドドドドってな感じで「一生の思い出ができましたあ」とか言ってたわけです。 (いやもちろん、番組企画者の意図通り、まんまとその涙まで笑いのタネになっちゃうんですよ、実際のとこは) 例はアレですけど、シナリオ主体のゲームってこの番組の笑う視聴者がひとりもいない状態が最高なのかもしれません。 ネクストキングのような特異な例もありますが、シナリオの付いたゲームの99.9%はひとりで遊ぶ形式です。 だれもプレイヤーを笑いません。 もっと言えば、主役がどんなダイコンでも感動の拍手を決して忘れない視聴者までも、お礼を言う町の人などの形でセットする こともできます。 もちろんそのお礼のメッセージが心のこもっていない紋切り型のモノじゃ興ざめしますが。 じゃ、そういう趣向に適するシナリオって、どんなだと問われても明快に答えられません。 そんなモンがわかりゃ、もっとマシなシナリオが僕にだって書けますよ(笑)。 そういえば… あの"一般人の方"が実は一般人を演じてみせた役者だった可能性については、今の今までゼンゼン考えてなかったナ。 してやられた気もする… 桝田省治
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