柩車に乗った夢「踊る死体」

02/04/04


 チャットで話したら意外とうけたので、忘れないうちにこっちにも書いておこう。

 僕は霊柩車に乗っている。
 正確には霊柩車に積まれた棺桶の中の死体だ。
 もっと正確に言えば、それを霊柩車の外から眺めている魂だ。

 家族を乗せた黒塗りのセダンがその霊柩車を追走しているのも見える。
 霊柩車が交差点に差しかかった。
 そのとき事故が起きた。
 霊柩車の側面から白い乗用車が衝突したのである。

 その衝撃で霊柩車の後ろ扉が開き、棺桶が落下した。
 さらに棺桶は壊れ、僕の死体は路上に投げ出される。
 そこに家族が乗った車が突っ込む。
 家族の見守る中、たちの悪い酔っ払いが暴れるように、ボンネットの上で2、3度跳ねる僕の死体。
 そして再び路上に。

 続いてブレーキ音を上げつつ、僕の腕や腹の上を数台の車が通過。
 僕の死体は八つ裂きだ。

 それを見た妻「あ〜あ」とため息。
 長男「でもまあ、焼いたら同じだしさ」
 次男「生きてたら、たいへんだったよねえ?」
 長女、携帯で火葬場に電話中。
 「あ、ちょっと遅れますから、ええ、よろしくお願いします」

 うちの子たちが立派に成長している姿が見られて、僕は安心して成仏したのであった(笑)。
 めでたし、めでたし。
Alfa・MARS PROJECT