秘密基地のパラドックス
03/04/01
10日ほど前から小学校は春休みに入った。 長男は毎日、塾に通っているが、次男はうちで遊んでいる。 次男の自室を覗くと、どこから調達してきたのか、穴の空いた大きなダンボール箱があった。 “秘密基地”であるらしい。 なぜダンボール箱が秘密基地であることが判明したかと言えば、穴の横に“ひみつきち”と大きく書いてあったからだ。 “ひみつきち”と書くにあたり、次男には葛藤があったようだ。 “ひみつきち”と明記しなければ、だれにもそれが秘密基地だと認知してもらえない。 母親に捨てられる可能性すらある。 逆に“ひみつきち”と宣言すれば“秘密”の基地ではなくなる、という矛盾が生じるからだ。 では、次男はどう対処すべきであったか。 これを読んだ皆さんも頭をひねってみてくれ。 とりあえず僕は別の方向性で、以下の6案を考えた。
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