人物相関図辞典
04/03/30
平積みにしてあったくらいだから、ご存じの方もいるかもしれない。 「人物相関図辞典」という本だ。 ふらりと入った書店で見かけて、2分ほど立ち読みした後、つい買ってしまった。 出版社は忘れたが、宝島みたいな感じの体裁で1200円ほど。 ちなみに人物相関図というのは、女性週刊誌で言うと「←元恋人→」「←飲み友達→」などの矢印が複雑に絡み合う「芸能人恋愛相関図」。 要するにああいった類いの図のことだ。 この「人物相関図辞典」は、古今東西の人物相関図と、それにまつわるうんちく話が約50収められている。 50で辞典と名乗るのもどうかと思うが(笑)。 個人的におもしろかった人物相関図をいくつか紹介しておく。 いずれも僕にとってこの本を見るまで、なんとなくはわかっていたが部分的にあいまいだった人間関係だ。 その1。 幕末から明治維新にかけての人物相関図。 佐幕と勤皇、開国と攘夷。 この派閥の組み合わせと、出身藩や師弟関係が今まで僕の頭の中ではグチャグチャだったことがよくわかった。 その2。 山口百恵の「赤い〜」のTVドラマシリーズ。 似たタイトル、似たキャストで、何本もあるものだから、宇津井健は山口百恵の父親だっけ? 叔父だっけ? それとも先生だっけ? てな感じで、 各タイトルの役柄がかなり混乱して記憶されていた。 何の役にも立たないが、この本のおかげで少しすっきりした。 同様の理由でツインピークスの人物相関図もなつかしい。 その3。 なつかしいと言えば、1960年〜2002年、40年に渡る「芸能人恋愛相関図」の変化比較という企画も笑えた。 その4。 日本の政治経済界の姻戚関係がかなり密接だとは薄々気づいていたが、まとめて見ると想像以上。 ここまで書いておいて何だが、この「人物相関図辞典」。 インターネットで検索してもたぶん出てこない。 なぜかと言えば、僕が今朝見た夢の中に出てきた本だからだ。 (今どき夢落ちかよ…) 以上 |