NK、エロ本に学ぶ
96/04/17
近所のコンビニでHな雑誌をまとめ買いするのにさえ、けっこう勇気が必要な僕が、その内容
に赤線を引いたり、挙げ句の果てには台詞をワープロに入力し始めた日には、10年以上のつき
あいであり、たいがいのことには動じない妻も眉をしかめています。 しかしながら、そろそろNKの女の子たちの台詞に手をつけようと思っているので、その資料 を効率良く作成するためのひとつの手段として、この作業はとても有効なので仕様がありません。 エロ本から何を抽出しているかですが、簡単に言うと「日常生活の中で普通に使ってる言葉の 中で、Hな意味を内在している言葉」です。 あからさまに「その種」の描写があると、嫌悪感をもよおす層も少なからず存在しますが、サ ブリミナル効果としての性表現は、非常に効果的です。 たとえば「Let’s GO!!」と健康的に叫ばれるよりか「・・・一緒にイこうね」と囁 かれるほうがより昴揚感がありますね。 単語、レトリック、表記等、エロ本の約束事は、ある意味で既にパターン化され自己模倣がほ とんどと言っても過言ではありません。 ついでに言えば、キャラクターもシナリオプロットも、まるで斬新であることが罪であるかの ごとく同じです。 このマンネリ具合が本能に根ざすマーケットでは、極めて大切なのでしょうね。 この市場のクリエイターって消耗が激しいんだろうな、きっと。 同じことをやり続けるのって、チカラがいりますよ。 少なくとも僕には無理です。
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