新世紀エヴァンゲリオン2 戦陣記

戦陣記(13)
13.戦術の復活
 過去において、十隻だかそこらの艦船が国防を左右する時代があった。
 戦艦の時代、それは戦術の退歩の時代である。

 ゲームにおいて現在がそれにあたる。

 戦艦とは、極大の技術的存在である。
 それはその時代の技術レベルを越えて存在させようとした結果、コストパフォーマンスで大きく劣ることになった。

 戦史は、戦艦が国防費による財政圧迫を呼び、圧迫は軍縮会議、続く海軍休日となって停滞し、最後には圧迫に耐え兼ねた各国の軍、中でもより財政の弱い国々が、新戦術・新兵器を開発して終わったことを教えている。
 戦術の後退は同時に戦果=売上の減少を示す。実際に売上の減少が続いていた。
 ではどうするか、歴史はこれにも適切な方向性を指し示している。当然ながら、新戦術・新兵器を開発するのである。

 ゲームでも同じことが起きる可能性が非常に高かった。

 もちろんこの必然性を痛烈に感じて実践したのは、歴史の示す通り、より財政の弱い会社のひとつであるアルファ・システムである。
'13' 2004.1.7.Wed. 

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