○楽しく遊ぶための攻略 これまでゲームシステムの攻略を中心に進めてきましたが、今回からは少しそれをお休みして、このゲームそのものを楽しく遊ぶための攻略をやってみましょう。
このゲームのどこが面白いのですか? このゲームはどうやって面白くなるのですか?
プレイヤーの皆さんの中には、そういう質問を受けたことはありませんか。あるいは皆さん自身がそういう人かも知れません。
今回はその攻略です。支配するのではなく、楽しむための攻略ですね。
○面白くないの一個手前が面白いである 最初に覚えておいてほしいのは、面白いとはその人の心の中で結論を得る前の心理段階であるという事です。 面白いというのは心理段階であるということを覚えておいてください。 我々は理解の階段を上ることを面白いと言い、昇り切った時に、これはつまらない、興味がない、なつかしいものになります。 より面白い、よりつまらないとは、この階段の長さで決まります。 結論が出てしまうと、駄目というわけです。
色々な人が色々なことを言っていますが、実際はこれ以上でも以外でもありません。
○やりこむ量やエンディングと面白いとの直接因果関係は無い エヴァンゲリオン2においてよくある勘違いは、やりこめば面白いと考えることです。 普通のゲームでよくある勘違いは、エンディングやイベントが多ければ面白いと考えることです。
これらは先に説明した理解の段階との直接関係はありません。 だからと言って面白いとは限らない、というわけです。この直接因果関係が無いのは、他の全ての事にも言えます。
では、どうすれば面白くなるのか。=理解の階段を昇り始めるようになるのか。 簡単に言えば、違いが分かるようになることが多くの場合の第一歩です。
エヴァンゲリオン2は複雑なゲームです。だから、理解の階段を昇るのは難しい部類に入ります。少なくとも皆が理解しているゲームというものとは違います。 階段の長さが面白さを規定するのであれば、このゲームの階段は世界最高の部類にあります。理論的には最高に近いというわけです。ただし、それは階段に昇り初めてからのこと。
エヴァンゲリオン2は客観的に難しいが、俺はわかった。俺には理解出来ないということだ。という門前払い的な考えでは面白くならないということです。意味なくやりこんでも、また意味がありません。
このゲームを遊ぶにあたってやりこむ必要はまったくありませんが、ささいな違いも聞き分けるセンスや、自分が何をやったからこうなったと理解しようとする推理力が必要です。 これらの力は本来だれでも持ち合わせているものですが、このゲームに関してはうまくいかないプレイヤーの場合、その多くはこれまでのゲームという既成概念が邪魔をして、うまく発揮出来てないように思います。
これはユーザーアンケートに如実に現れていて、精神が老いる、頑迷に遊び方を規定すると、このゲームははっきりとつらくなる傾向があります。また、単純な理解ほどつらい、面白くないとする傾向があります。
この統計的な結果から、面白くプレイする最初のコツは、それが複雑であることを認めること、次に簡単に結論を出して納得しないことと推定されます。
次回はこれらの基本概念から、もっと具体的な遊び方を考えてみましょう。 |