○フライトエンベローブ活用法 IM数600オーバーとはいえ、実際多くのプレイヤーはこのうちの100個は使っていないのが現状です。
ボクシングにたとえれば、リングをフルにつかわず、コーナー端でストレートしか打たないボクサーのようなものです。あまり強いとは言えませんし、観客として見た場合、あまり面白くありません。
出来ることが増えると、ゲームの幅も広がります。 今回はこの幅の広がりを少し攻略してみましょう。
フライトエンベローブとは? フライトエンベローブとは、元は飛行用語で、実際にパイロットが飛行動作出来る領域のことです。 速度が速くなれば速くなるほどフライトエンベローブは狭くなり、遅くなれば遅くなるほどフライトエンベローブは広がります。
エヴァンゲリオン2においてフライトエンベローブとは、ある状態にあるプレイヤーのとりうる(とらせることが可能な)IMの幅を意味をします。
理論的に考えて、面白いお話のほとんどは山あり谷あり、ケンカもすれば、みんなで笑うこともあれば事件もあるものです。 言い方を変えれば、これはフライトエンベローブが広いことを意味します。
アスカとシンジはケンカもするけど、ラブラブな時もある。 などという展開を、自在に作り出すことが出来れば、ゲームはかなり面白くなります。 単にラブラブな関係が続くだけでは、面白くもなんともありません。
エヴァンゲリオン2と普通のゲームの違いは、極端が最良ではなく、中庸が最良という思想にあります。 ラブラブが最良であるわけでも、あるエンディングに到達することが最良であるでもなく、良いことも悪いこともごっちゃになって美しい流れを作りだすことこそ最良とする思想があるわけです。
その第一歩はフライトエンベローブの拡大と活用です。 これからしばらく、フライトエンベローブの拡大法をお教えします。
○基本はAT50だ。 大まかに言って、IMはATと人間関係によって分類されます。 言い方を変えれば、ATが高くも低くもなりえる状態では、とりえるIMがもっとも高くなります。
ATは高い、低い、普通の3つでIM分岐するので、この場合、ニュートラルATが50近辺にいれば、どの領域にも遷移してアクションできます。 これはNPCの場合も同じです。
IMの中にはATをコントロールする動作があります。基本的にはこれらを駆使し、思ったときに好きな演技をやってのけるわけです。
例: シンジとアスカはキスしたりする関係ですが、ふとしたことで口論になり、ついにシンジは家出してしまいました。アスカはへこんで戦闘でミスをしまくります。
のちに仲良くなってキスで話をしめくくります。
上記のようなことをプレイ中に演技することが出来ます。腕がよければ。
○庵野AIを活用せよ。 フライトエンベローブコントロールでもっとも重要なのは、庵野AIの庵野補正です。 これを駆使すれば最小の動作で劇的状況を作り上げることが出来ます。
例: シンジとアスカはキスしたりする関係ですが、シンジがちょっとヒカリと仲いい瞬間があったことで口論になり、……
なんだけどシンジの本心はアスカしか見てません、などというマニアック(?)な劇をやるためには、庵野AIをコントロールする必要があります。 |