「ホントに強いよ。世界一とは言わないけどね。あんた、何年かしたら、すごい男になっていたよ。」 「いやぁ!」
銃を押し付けながら、ポイズン・レイディは静かに顔を近づけた。
「でも、一緒に居た女が悪かったねぇ。あんたが命を賭けて作ったそのチャンスを、おろおろしているだけで握り潰しちまった。」 「大木くん、おおきくん!」 「泣いてんじゃないよ! このバカ!」 「さっき同情してたじゃないですか。」 「私はね、乙女は乙女でも、ただオロオロしているだけのバカ女は嫌いなんだよ!こんないい男の可能性を握り潰してしまうような、そんな女は。」 「…これに懲りたら、もっとマシな女と付き合うんだね。ノッポ。急ぎな。」
「…これに懲りたら、もっとマシな女と付き合うんだね。ノッポ。急ぎな。」