21.事件
妹人の脇腹から、血が吹き出たのと佳々子が叫んだのは同時だった。 佳々子の声が写像転換 されて体が、境内が青く光った。 「しまった!来た!」 そう叫ぶノッポの体が、ドット分解される。 「大木くん! …マイトくん!」 まばゆい光が、我らの主人公の姿を読者から奪った。 22. 淡い光の渦と、とんでもなくまぶしい光の柱がご町内を貫通して天空に伸びたのは午後5時頃である。 CMカットしつつTVアニメを見る青年は、よりにもよってアレ なシーンで画像がゆれたため、テレビを何度も叩いて、手が痛くなった。 第1回 おわり
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