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8.
円形の練習場。中心に柱が立ち、ロープが張られ、移動障害が仕掛けられている。 それが、この世界のフェンサーの練習場であった。 「この舞台から落ちてはなりません。いいですか。」 年を経た女官は、笑った。 「私ですよ。」 妹人が手にした細剣は、刃がV字に作られていた。見た目が細いのとは裏腹に、V字に作られているため、強度的には非常に高い。 護拳、すなわち金属のカップが柄についており、これで相手の剣を滑らせたときに指が切られるのを防ぐようだった。 「たしかに…実戦的だ。俺は、もっとへなへなしたものかと思ってた。」
年を経た女官は、練習場の真ん中に立った。 「一ついい?」 妹人は、眉をひそめた。 「…感心しないな。」 「…男が、皆そうであればね。さあ、来なさい。」
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