「なんか、あの女、別の女のような気が。」
「奇遇だねぇ。わたしもそんな気がするのさ。」
「そうでニャンスね。」
「どうしますか。あやまりますか。」
「バカ、そんなことしたら、たいした悪の団体じゃないのねふふん、とか、足元見られるに決まっているじゃないか。まいったね…まさか同姓同名の男がいるなんて。」
「まったくでニャンス。」
「それよりアレが出てきたら、どうするんですか。うちにメカはもうありませんぜ。」
「大丈夫だよ。こんなこともあろうかと、この世界の猛獣を一匹、改造したから。」
「どうします。」
「仕方ないから、街ぶっ壊して、適当に話を終らせるか。」
「ひでえ話でニャンス」(←なんとなく気にいったらしい(笑))
「悪役だからねぇ。」
「それはそうですね。」
「じゃ、そういうことで。」
悪の三人組は、速攻で戻った。 かなりの数で野次馬が集まっていた。
水の巫女を、見る。
「はははは、罠にはまったね!」
「なんて卑怯な!」
「あーはっはっはっは。いい響きだねぇ。そりゃ悪役だもの。さあ、殺っておしまい!」
「イエスマム!」
スイッチ、ON。
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