ゲームデザイナー

ゲームデザイナーの行う仕事の大原則は、「楽しさを作り出す」ことです。
それには「楽しさ」を常に探求、吸収、情報分解、再構築し、他者へと伝えていく力が必要不可欠です。
我々と一緒に新たな「楽しさ」を生み出し、伝えていく力のある人を、募集します。
楽な作業は1つもありません。
しかし、どれもしっかりやるほど形となって現れる、やり応えのある職種です。

◆仕事内容

ゲームデザイナーが行う主な業務には、以下のようなものがあります。
※以下の業務すべてに従事するとは限りません。

・企画の作成
 ゲーム制作を始める前の最序盤の業務です。
 ゲームの企画書を作成します。
 どのような面白さを目指すのか、などを可能な限りわかり易く、かつ熱くしたためていきます。
 少ない文字数で伝えていくことを求められるため、コピーライター的なセンスも必要とされます。
 企画書では、夢いっぱいの風呂敷を広げることが重要です。
 (あとでめっちゃ畳みます)

・仕様の策定と仕様書の作成
 ゲーム制作時の序盤で1番重要になる業務です。
 システムはどうなっているのか、キャラクターのアクションはどういったものが必要なのか、などといったゲームの仕様を策定し、書面化していきます。
 ゲームに必要な素材などのリストアップも、これに含まれます。
 ゲームのスケール感に直結するため、エンジニアやアーティストとの細かいすり合わせが必要になってきます。
 この段階で、企画書で夢いっぱいに広げた風呂敷を「どこまで夢を実現しながら畳めるか」という課題に挑むことになります。
 ある意味、最高得点を得ながらクリアを目指すパズルゲームを解くことに似ています。

・レベルデザイン
 ゲーム制作時の中盤以降で重要な業務です。
 ゲームのステージ(レベル)を作成します。
 おもてなしていくのか、心を折りにいくのか。全てはココで決まります。
 プレイヤーの気持ちになりきり、プレイにメリハリが出るようにしたり、手応えを感じられるような調整を行ったりします。
 実際に遊んできた経験値や、普段の観察眼がモノを言います。

・パラメータ設定、調整
 これもゲーム制作時の中盤以降で重要な業務です。
 ゲームで使われる、さまざまなパラメータの設定や調整を行います。
 レベルデザインと密接に関係し、ゲームの難易度に大きく影響を与えます。
 大胆かつ緻密さ、繊細さを要求される業務です。
 広大に広がる数値の羅列と対峙し、電卓片手に挑み続けていきます。

・ディレクション
 ゲーム制作の要であり、大黒柱です。
 ゲームの方向性を提示し、仕様などがその方向性に沿っているのか、などを判断します。
 また物量やクオリティについても判断を行い、ゲームの質と量に大きく影響を与えます。
 多くのセクションとコミュニケーションを取る必要があり、1番「伝える力」が問われる業務となります。
 「やりたいこと」よりも、「やるべきこと」に優先して取り組める必要があります。
 1番やり応えのある業務ですが、やることと関わる人が多岐にわたるので、常に忙しくなりがちです。

この他にも、その人のスキルに応じて
・シナリオライティング
・イベントスクリプティング

などを行ってもらうことがあります。

◆求める資質

我々の求める資質には以下があります。

・コミュニケーションスキル
 1番重要だと思われる資質です。
 チームワークで業務を進める以上、他セクションの人に積極的に関わって、課題解決を図っていこうとする姿勢は不可欠なものです。

・表現・伝達力
 業務をスムーズに進めるために必要な資質です。
 誤解や連絡抜けなどを発生させないためにも、自らの考えや提案を正しくチームメンバーに伝える力が必要になります。

・想像力
 想像力は、ゲームデザイナーが様々な出力を行う原動力であり、要です。
 プレイヤーの目線で「楽しさ」や「利便性」などを想像する、チーム内では作業効率やチームメンバーのことも想像していく必要があります。

・提案力
 課題や問題を解決するためには欠かせない資質です。
 問題に直面した際に、「こうやったらどうか」と言える提案力が、ゲームデザイナーには強く求められます。

・観察・洞察力
 エンターテイメントなモノづくりに携わる以上、不可欠な資質です。
 普段から、楽しいもの、面白いものが「なぜそうなっているのか」「どう作られているのか」と興味を持ち、観察や洞察を行うような姿勢は、ごく当たり前に持つべき姿勢と言えます。

◆対象

・新卒、第二新卒

・中途
※職務経歴書必須。卒業証明書、成績書は不要