■桝田さんの第一印象は?

--「本当はすっごくカワイイ人(笑)!」


――今回は暴プリを共に作り上げた、桝田さん・芝村さんの印象から聞いてみたいと思うのですが。最初に桝田さんにお会いした時の印象はどんな感じでしたか?

 一番初めに会ったのはESPの会議室だったんですが、すごく真面目な話し合いだったんですよ。桝田さんなんか、難しい顔してこれくらい斜に構えてましたね。(と、ちょっと斜めになる)それが話し合いが進むにつれて、だんだんこんな(と、どんどん斜めになる)んなってって(笑)。もしかしてわたし、歓迎されてないのかも?って内心心配になってました。

――ドキドキの初対面だったワケですね!

 でも、それが終わってホテルのラウンジでお茶飲んでる時に「あ、この人内弁慶なのかな」って思うことがあって(笑)。
 桝田さんはそのとき わたしの隣に座ってたんですけど、ときおりチラッとこっちを見るんですよ。そしたら「さっきの話だけどさぁ、『暴れん坊プリンセス』って面白そう?…興味ある?」ってボソッと聞くんです。わたしが「ええ、面白そうですよね!」って返したら、ちょっと嬉しそうに「あ…そう」って。

――それホントはすっごい嬉しいんですよね(笑)。

 ね(笑)。シャイなんでしょうね。で、そこから「じゃあさぁ」って感じで話が膨らんで、ともかく気が強くて本当の意味で女の子っぽい、「生きてる」女の子に興味がある、ってお話をしたんですよ。たぶんその時に桝田さんの中で「暴プリやってみよう」って思ったんじゃないかな。
 だから桝田さんに初めて会った時の印象は、感情を出すのが割と苦手な人なのかなって。

――今はどんな風な印象ですか?

 うんとね、すっごくカワイイ人。かな!

――すっごい分かります(笑)。どのへんがそう思います?


 イイ意味で子供っぽいところ。すごく無邪気で好奇心のカタマリって感じがします。「ここにこんなイタスラを仕掛けたら、みんな驚くと思わない?騙されると思わない?(ニヤニヤ)」ってカンジでゲームを作ってる(笑)。もちろんちゃんと常識ある立派な大人の方なんだけど、そういうクリエイターとして大事な部分をちゃんと残した人。

――研究熱心でもありますよね。

 そうなんですよね。
 桝田さんと初めのうちは電話じゃなくメールでやりとりしてたんですけど、仕事のことだけじゃなくて何か別の話題をと思って「桝田さんは、何か好きな小説とか映画とかありますか?」って聞いたら「ない」と言いやがりまして(笑)。「僕は小説も読まなけりゃ映画も観ない。強いて言えば美人が出る映画が好きかな」とか書いてたくせに、実際は映画も観るし小説読むのも早いし(笑)!

――桝田さんらしい!どっか斜に構えたい人ですよね、桝田さんて(笑)。


 そこがカワイイとこ(笑)!

――ホントそうですよね!じゃあ芝村さんは第一印象ってどうでした?


 う〜ん…ぬいぐるみみたい!と思いました(笑)。

――中になんか入っていそうな(笑)!

 そうそう(笑)。なんて言ったらいいんだろう、面白かったんですよ、すごく。
 最初に会ったのが冬だったんでコートを着込んでらしたんですが、それがオペラ歌手のようで。あと、一緒に写真撮るとき絶対ヘンな顔をするんで面白くて(笑)。でも、仕事に対する真面目さとか情熱は最初に会った時から伝わってくる方でした。

――すごく情熱のある方ですよね、きちんとものを作るという真摯な姿勢というか。助けられたりしたところもありますか?

 もちろん!基本的にすごく真剣に話を聞いてくれるし、優しいし、わたしが困っていると「困ったことありますか?」って聞いてくれたり。困っていると言っても、芝村さんにもどうにもできないことってあるじゃないですか。それでも、こちらの問題を投げずに前向きに聞いてくれるんです。そういうことも含めて、本当にありがたいなぁと。…頼れるお兄さまって感じですね。

――桝田さんも芝村さんも本当に良い方々ですよね。それぞれにとても個性的だし(笑)。





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