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17.事件の犯人に関する行動報告その5
「ううう、不憫だねぇ。」 なんだか年齢に似合わない白いサマードレスを着て麦藁帽子をかぶった悪の秘密結社の自称プリマドンナ、ポイズン・レイディ(略称PL31歳女)は境内の木から顔を出しながら、ハンカチで涙 をぬぐった。首にコルセットをつけている、 「そんなもんですか。」 腕を吊ったノッポと松葉杖のガンスが言った。 「おだまり、あんた達にゃ乙女心なんてわかんないだよ!」 二丁銃を顎に突きつけられて、二人の男は汗 を流しながら、OKOKと言った。 「よし、もう時間がない。今度こそ行くよ!」 |
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