何か言おうとして、口をわななかせる。 とりあえず、ちょっとでも肌を見せないようにと服を抱き寄せた。
「な…なんて、破廉恥な…ことを…」
男の片目が薄く開かれる。 そして、興味を失ったように閉じられた。
水の巫女はしばらく、考えたが、下を見て自分の姿を見て、急に別の意味で頭に来た。 息を吸い込んで顔を紅くしたまま、とりあえずいそいそと服を着る。
バサッ。
ポーズを取ってみた。
「破廉恥な上に、失礼な人! 名を名乗りなさい!」