妹人は、を見た。また淡く輝き出していた。 次に、水の巫女の顔を見る。言い返すセリフを探すつもりだったが、10秒目で、水の巫女が顔を赤くしたところで、自分も顔を赤くしてしまった。頭の中が白くなる

「…早く、いいんちょと言う方を探されたらどうですか。」
「…手がかりがない、それに…」

 妹人は、黙った、言葉を続けたいが、それだけの時間があるかどうか。水の巫女は、一歩はなれて敵を見るような目妹人を見た。次に優しく笑ってみる。

「さぞ、お綺麗な方でしょうね。私と見間違えるくらいですから。」
「似てないな。」

 水の巫女は、顔をそむけた。

「…悪かったですね。ふん。嫌なひと。本当にお調子者で弱くて…」
「悪かった。あの時は、怪我をしていた。」
「なんであなたのような人を好きになったのか、一度聞いてみたいところです。」
「…委員長とは、そういう関係じゃないって。」
「あら、そう。片思いですか。残念ね。あなたみたいな人を誰が」
「…違う。なんでそう恋愛に関連付けるんだ。」

 水の巫女は、顔を真っ赤にして、自らの服を掴んだ。



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