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妹人は、腕を見た。また淡く輝き出していた。 次に、水の巫女の顔を見る。言い返すセリフを探すつもりだったが、10秒目で、水の巫女が顔を赤くしたところで、自分も顔を赤くしてしまった。頭の中が白くなる。 「…早く、いいんちょと言う方を探されたらどうですか。」 妹人は、黙った、言葉を続けたいが、それだけの時間があるかどうか。水の巫女は、一歩はなれて敵を見るような目で妹人を見た。次に優しく笑ってみる。 「さぞ、お綺麗な方でしょうね。私と見間違えるくらいですから。」 水の巫女は、顔をそむけた。 「…悪かったですね。ふん。嫌なひと。本当にお調子者で弱くて…」 水の巫女は、顔を真っ赤にして、自らの服を掴んだ。
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