−試合当日−
−朝−
「どうだ。」
ゴダロは、聞いた。 銀髪の老剣士が、ひざまずいて報告する。
「会場の封鎖は、良く出来ております。剣士は我らの息がかかった人間以外は、一人も入れていません。」 「ふっ、これで確実に勝つことが出来るというものだ。」 「…」
「どうした。」 「はっ。」 「水の巫女は、どういう味がするものやら。ま、よいわ。試合会場に行く。ついてこい。剣士達を集めろ。」 「はっ。」