15.

−試合当日−

−朝−

「どうだ。」

 ゴダロは、聞いた。 銀髪の老剣士が、ひざまずいて報告する。

「会場の封鎖は、良く出来ております。剣士は我らの息がかかった人間以外は、一人も入れていません。」
「ふっ、これで確実に勝つことが出来るというものだ。」
「…」

「どうした。」
「はっ。」
水の巫女は、どういうがするものやら。ま、よいわ。試合会場に行く。ついてこい。剣士達を集めろ。」
「はっ。」



          
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