VER2.5

○ゲームの進行

○ターン

 このゲームでは処理の便宜上、ターンという単位でゲームが進行します。
各ターン毎にプレイヤーは1つの行動を行うことが出来ます。
 Aの魔法陣は、SDが設定した目的をターン毎のプレイヤーの行動で達成するゲームです。

 1ターンの時間的長さはM*から記述されるゲームの目的の中の、ターンピリオドに記述されています。
つまり、ゲームによって異なる訳です。
 全てのプレイヤーはターン毎に行動出来ます。

○ターン内の行動順番

プレイヤーはSDの左隣から順に時計回りの順にプレイヤーキャラクターを行動させます。
次のターンではプレイヤーはSDの右隣から反時計回りの順にプレイヤーキャラクターを行動させます。

○プレイヤーとプレイヤーの間でSDは動く

SDが操作するNPCは、一番最初のプレイヤー行動の後、つまり2番目に行動します。NPCが複数いる場合、2番目のプレイヤーの後、3番目のプレイヤーの後と行動していきます。
プレイヤーの数よりも多いNPCがいた場合、未行動のNPCは最後のプレイヤーが行動判定した後で順に判定していきます。

○全てのキャラクターが行動したらターン終了

 プレイヤーキャラクターとNPC、全てのキャラクターが行動を終了させたらそのターンは終了です。
 時間切れを迎えてなければ次のターンに進みます。

○時間切れ(制限時間オーバー)

 目的に設定された制限時間を過ぎた場合、ゲームは終了します。
 SDは終了時の状況をプレイヤーに告げてゲームを終了させてください。

○プレイヤーの質疑応答

○プレイヤーの質疑応答(設定確定)

 プレイヤーは行動判定に至る前に、ゲームの進行を止めない範囲で質疑応答をすることが出来ます。SDはゲームの進行を止めない範囲を見極めて質疑応答に答えてください。

 質問に関するガイドラインは以下の通りです。

○質問に関するガイドライン

(質問者は行動する予定があるプレイヤーとする)

  1. プレイヤーが行う各種の状況の確認に関してSDは決めてない部分については決めてないと明言すること。このゲームでそれは無作法や準備不足にあたらない。
  2. プレイヤーは、大ざっぱな成功要素の抽出条件を尋ねることができる。SDは答えなえなければならない。
  3. プレイヤーはある行動をした時の難易度予想(あくまで予想であり、実際の判定時は(思いもよらない状況変化で)変わる可能性はある)と、そこから生じる疑問、難易度変化の不連続性について質問できる。
     SDはこれらの質問に関して2つまで答えることができ、3つ目までは不確実な答えをすることができる。4つ目以降はSDは答えないこと。
  4. プレイヤーは抽出条件や難易度について、記録を取り、コピーをSDに渡すことが出来る。これは、SDが人間にありがちな物忘れに陥って質問したのと同じ行動をとったにもかかわらず、難易度や抽出条件が異なる裁定を出すことがあり、それを防ぐためである。
  5. 以上までの質問にあたるケースでも、プレイヤーキャラクターの設定に照らし合わせて知り得ない、予想出来ないとSDが判断する場合は答えないことが出来る。
     崖をはい上がったことのない人間が抽出条件を正確に知る訳がない、という訳である。

 この質疑応答において重要なのは、この質疑応答の間にSDもプレイヤーも、A−DICにそって決まってない設定を決めることが出来るという点です。
 SDは、セッションデータに記載してないデータに関してはA−DICとゲームバランスの許す限り、プレイヤーの意志を尊重して空白部分の設定を埋めてあげてください。

例:
 花見を楽しむ目的のゲームがあります。
SDは天気や開始時刻を決めていません。そこでプレイヤーは天気を晴れに、開始時刻を昼にしたいといいます。
他のプレイヤーの異論もなく、SDにも不都合はないのでこの設定を採用することとします。


 決まってない設定は原則、プレイヤーの意志を尊重して決めていいとはいえ、なんでもよいという訳ではありません。
一応のガイドラインを以下に書きます。SDはガイドラインを元に、決定してください。

○設定追加に関するガイドライン

(設定追加の提案が出来るのはこのターン行動宣言を行うことが出来るプレイヤーだけである)

  1. 他のプレイヤーに直接悪影響を与える設定追加は禁止。
  2. 常識やA−DICにそぐわない設定追加は禁止。
  3. 他のプレイヤーから異論が出る設定の追加は禁止。
  4. キャラクター作成ルールで決められうる(既に決まっている設定だけでなく、キャラクター作成ルールで決められる範囲)設定に抵触する設定追加は禁止。
  5. SDがセッションデータで計画している後の展開(例えば難易度)に悪影響を及ぼすものは禁止。

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