ウォードレス

■ウォードレス 用語集

ウォードレス
 アイテムの一種。戦闘能力を向上させる装甲服の一つで、さまざまな世界に同一存在が存在する。
甲殻型ウォードレス
 第六世界に見られる2.5m前後のウォードレス。外骨格型パワードスーツで、重量は500kg。肉体改造することなく着用できる。
 装甲は弾片防御程度でないよりはまし、程度である。それでも拳銃弾や、8mm以下の機関銃弾は防げるし、グレネードも直撃を受けない限りダメージを得ることはない。
 ほぼ生身と同じだけの機動力を持ち、八時間程度の連続着用が可能である。 センサー系が充実しており、光学以外に、音声、振動、熱源、同機種での無線交信による三角測量などの機能をそなえる。
 無線装備も充実しており、GPSを持つ。燃料は電気である。
 着地は強力な脚部アブソーバーで、垂直移動用には背面の打ち上げ式ウインチを装備する。
 これらの機能群は一時的成功要素として使用できる。
ウォードレス戦の基本形態
 ウォードレス兵の戦いは通常歩兵とまぜて使うものである。
万能的に使用され、特殊な操縦技術は必要とせず、歩兵部隊の手軽な火力増強手段として運用される。
 この強力な歩兵は当初の用兵者の誰が思ったよりも使い勝手がいいため、運用研究がすすみ、ウォードレス兵だけによる部隊も登場し始めた。
 現在では正規戦におけるウォードレス兵+戦場タクシーは、コストパフォーマンスと柔軟性で戦車装備の機甲師団を駆逐しかねない強さを発揮しており、戦車はウォードレスに対抗してより装甲と打撃力を重視する方向で改良が進んでいる。135mm砲+重装甲というこの戦車は、戦闘重量ですでに80tを越えており、実用性にもとるということから中小国を中心としてウォードレスを採用する動きがひろがっている。
ウォードレスの歴史
 ウォードレスはセプテントリオンが開発に成功し、急速に売上をのばしている主力商品の一つである。
 これは第五世界での実戦評価が上々だったために各世界で開発が進んでいるもので、第七世界では今後二十年以内にほぼ同様のものが投入されると思われる。
戦闘時間スケール
 ウォードレス装備での標準的戦闘時間スケールは10分であり、この間にウォードレス兵は敵射程内で250m、火力制圧下で50mを進める。
なお、何の制限も受けない場合、10分で3kmを超える移動が出来る。
ウォードレス着用技能
 ウォードレスを使用した戦闘術と最低限の整備技術のこと。
独学不可能で200時間の訓練が必要である。
ウォードレス整備技術
 ウォードレスを使用した本格的な整備、修理技術のこと。
自動車修理工場以上の設備が必要である。修復、整備するには24人時間(※)が必要である。半分の12人時間(※)までであれば素人を監督して時間を短縮することもできる。
独学不可能で400時間の訓練が必要である。
ウォードレス索敵技能
 ウォードレスを用いた索敵技術。
独学可能で100時間の訓練が必要である。
ウォードレス白兵
 ウォードレスを使用した近接戦闘の技術のこと。非ウォードレスでの格闘を応用するためにも使用する。
独学可能で100時間の訓練が必要である。
射撃技能
 75mm未満の口径長を射撃武器とする。
射撃に必要な技能をいう。
独学可能で100時間の訓練が必要である。
砲戦技能
 75mm口径長以上を砲とする。
砲撃に必要な技能をいう。
独学不可能で200時間の訓練が必要である。
対ウォードレス猟兵
 ウォードレスを相手に戦う通常歩兵のこと。
対ウォードレスライフルを装備する。
対ウォードレス戦術技能
 ウォードレスを相手に戦うための戦術、ノウハウのこと。
成功要素の一つ。悪地の利用やセンサーのだまし方、死角のつき方などを指す。
独学不可能で200時間の訓練が必要である。
隠蔽
 隠れるための技能を言う。ウォードレスのセンサーのごまかし方も含む。
独学可能で200時間の訓練が必要である。
甲殻型ウォードレス”ドーントレス”
 ウォードレスの一つで甲殻型ウォードレス。セプテントリオン製。
標準的なウォードレスで肩に75mmL24かAAM、ATMを、手に対ウォードレスライフルか12.7mm機関銃を装備する。ウォーアクスは腰装備である。
 増加装甲をつけることも可能だが、この場合、機動性が低下する。
数多いセンサーのため頭部がふくれあがり、頭がないように見える。
調達難易度は7。現地での改造がしやすい上にスペアパーツも揃え易い。
甲殻型ウォードレス”インヴィンシブル”
 ウォードレスの一つで甲殻型ウォードレス。セプテントリオン製。
軽量なウォードレスで手に対ウォードレスライフルか12.7mm機関銃を装備する。装甲が比較的薄い代りに機体が小さく、悪地でもペナルティをうけない。ウォーアクスは腰装備である。グレネードランチャーを装備することもある。
センサーは比較的弱く、このため他のウォードレスとまぜて使われることもある。
調達難易度は8。
甲殻型ウォードレス”ウォースパイト”
 ウォードレスの一つで甲殻型ウォードレス。セプテントリオン製。
重ウォードレスで4本の腕を持ち、それぞれの手に火器を装備する。
 増加装甲をつけることも可能だが、この場合、機動性がさらに低下する。
装甲は非常に厚いために標準でも12.7mm弾を防御し、増加装甲装備時は対ウォードレスライフルでも仕留めるのに苦労するが、機動性に劣り、悪地に弱い。整備の手間は1.5倍必要である。
調達難易度は9。
ウォーアクス
 ウォードレスが装備する白兵武器で、斧の形をしている。
長さは1mで非常に重い。頭の重さでウォードレスの装甲を破ることを企図して作られている。現代戦で非ウォードレス兵が用いることが出来る重量やサイズの武器ではない。一区画を争う市街戦などでは役に立つ武器である。
 調達難易度は3
12.7mm機関銃
 ウォードレスが装備する標準的な装備。主として火力制圧に用いられる。
連射専用で長さは1m、重量は15kg。弾倉式で40発用と70発用がある。
射程は500mほどである。 これの集団運用のため、一時流行していた軽装甲車両はかなり運用が限定され、再び戦車の需要が高まっている。
 調達難易度は5。45発弾倉なら3ターンで、70発なら5ターンで全弾を撃ち尽くす。
対ウォードレスライフル
 15mmアンチマテリアルライフルというかつての対戦車ライフルの未来版。
巨大なライフルで2m近くある。重量は30kg近く。
単発式で装備弾数は5発。射程はウォードレスのセンサー範囲以上である1kmを超えることもある。 つまりアウトレンジから攻撃可能。
単体で火力制圧に使用する事は出来ない。
 ウォードレスの装甲を一撃で打ち抜ける。対ヘリコプター(非装甲)にも使用される。対人でつかうことは国際条約で禁止されている。
 対ウォードレス猟兵が使うほか、ショートバレルにしたものをウォードレス自身が装備する場合がある。
 調達難易度は5。3ターンで全弾を撃ち尽くす。
ショートバレル
 銃身を短くして取り回しをよくした銃のこと。
射程は半分以下になるが、近接戦での逆成功要素、取り回しの悪さがない分、強力な武器になる。
 ショートバレルの調達難易度は+1される。
40mmグレネードランチャー
 弾片を撒き散らして広域を火力制圧する武器。対歩兵では非常に有効な武器であり、家屋を攻撃するにも使う。住民被害が出やすい。射程は500m。
 調達難易度は7。2ターンで全弾を撃ち尽くす。
地雷
 敷設後、その後何年にもわたってその土地を汚染する悪い兵器。国際条約で破棄が決定しているが、有効な武器のために今でも使う者は後を絶たない。
 ウォードレスのセンサーは地雷感知にも有効で、また被害を局限する事も出来るためにウォードレスを地雷除去に用いることもある。
 調達難易度は5。それで4平方kmにわたって敷設出来る。

75mmL24砲
 対戦車榴弾や通常榴弾、煙幕弾の発射が可能な短砲身の砲。
 初速が遅く、射程は750mほどだが、ウォードレスと相性がいいため、かなり用いられる。装備弾数は6であり、射撃時は射撃姿勢を取る必要がある。
 弱装薬有翼榴弾を利用した山越え射撃も可能であり、この場合、障害物を超えて頭上からの攻撃も可能である。
 攻撃範囲が広いため、1発で火力制圧が可能である。
複数の弾種があるため、予備弾倉にはそれぞれ何の弾か明記する必要がある。
 調達難易度は8。5ターンで全弾を撃ち尽くす。
ATM
 対戦車ミサイル。単発式で弾体重量は50kgある。
 射程は1000mで、相当重装甲の戦車にも有効である。
 調達難易度は7。1ターンで全弾を撃ち尽くす。
AAM
 対空ミサイル。単発式で弾体重量は50kgある。
 射程は4kmで、高度6000m以内なら十分に撃墜出来る。
 一般に集団運用して成功要素を稼ぐ。
 調達難易度は9。1ターンで全弾を撃ち尽くす。
ロケットランチャー
 ウォードレスも対象に広域を火力制圧する目的で開発されたウォードレス用の火器で射程は750mほどである。サッカー場程度の範囲を瞬く間に破砕する。
相手が陣地にこもらない限り、相当の被害を出すであろう。
地雷処理にも用いられる時がある。
 調達難易度は9。1ターンで全弾を撃ち尽くす。
ウインチ(ワイヤー)
 ウォードレスが垂直移動する際に使う装備で、標準装備である。
ワイヤーは通常。使い捨てであるため、最も頻繁に交換が必要な部品でもある。
調達難易度は一個1で、まとめて調達することも出来る。
戦場タクシー(ウォードレス輸送車)
 ウォードレスを輸送するためのウォードレスのまま運転出来る軽装甲車両のこと。いわゆる装甲車である。巡航時速で75kmを超える速度で移動出来、ウォードレスを4体輸送出来る。電気で動く。
 自身もウォードレスと同じ火器を装備して支援活動することが可能である。
装甲は重ウォードレス並である。
 悪地用に履帯車両もある。こちらの速度は40kmとほぼ半減である。通常は装輪型である。
胴体を延長して輸送機数を増やしたものもある。この場合車輪も増える。
 調達難易度は10。胴体延長2機ごとに+2で最大+4まで。履帯車両は+2難易度。
降下装備
 ウォードレスによる空挺装備。
一応あるという程度で、実戦に用いられることはまずない、が、特殊作戦ではかなり用いられる。
高速装備
 ウォードレス用のローラースケート。
使用用途は限定されるが、平地に限れば優れたダッシュ能力を得る。
人時間とは
man hourの日本語訳。
「人月(man month)」という形で使われることが多い。
「1人の人間がその仕事をどのくらいで終わらせる事ができるか」という、プロジェクトの規模・工数を表す単位。

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