巨大軌道エレベーターが立つ未来都市の“仮初めの”平和を影から必死に守りぬく心に傷をもった連中ばかりの秘密部隊のお話、最終巻。 テレビのチャンネルを次々に変えるような目まぐるしい場面転換が多用されていて軽い目まいがする。 その目まいも含めて、クライマックスに向けての話のドライブ感が実に胸躍り楽しい。 巻を重ねるたびに尻あがりにどんどん面白くなるシリーズだった。 次に同じような趣向の物を書くときは、初っ端からブンブンいってほしい!