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広井さんと桝田さんの小説
桝田 省治

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○広井さんの小説
「フジヤマ★ステーション」広井王子著 集英社刊をもらった。
 顰蹙覚悟であえて言えば「やっぱ広井さんの本領は、熱血少年(全力疾走の馬鹿)だよなあ」と再確認。
 50も過ぎてるんだし、美少女もいいけど、こっちに力を入れてほしいな。勢いがゼンゼン違うぞ、と。
 無責任で根拠もないが、個人的にはそう直感した。
「風呂敷を広げる」という言い回しがあるが、氏には「広げた風呂敷を引きちぎる勢い」を僕は求める。


○桝田さんの小説
「鬼切り夜鳥子1 再び増刷決定」……だそうな。
 3巻の帯の「3巻から読んでも大丈夫!!」の文言が少しは効いたのかもしれない。
 ただし今「1」を読み直すと、独特の勢いがあって笑える半面、明らかに小説の書き方に慣れてなくて恥ずかしいのも事実だ。
 その恥ずかしいモノにどんどん増刷がかかるというのも、正直いうと、なんとも歯がゆい気分だ。

「4」を書けとの声もあるが「4」を出せば、また恥ずかしい「1」が世に出回る。
 うーーん。
 小説ってゲームと違って「いやあ、あの頃のゲーム機じゃ、そのへんが限界だったんですよ、ははは」とメディアのせいにできない、と今さら気づく。