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誰か買ってよ、勇者死す、再び
桝田 省治

アップロードファイル 89-1.jpg

 数年前にマーズのサイトに「誰か買ってよ、勇者死す」というコラムをアップした。
 で、その企画にやっと去年、予算がついてカタチになったのが現在配信中の「勇者死す。」である。
http://www.g-mode.jp/title/hero/index.html
 この企画の実現に手を貸してくれた関係各社には、本当に感謝している。

 おかげさまで現在のところドコモの売り切りという形式で配信されているゲームの中では、非常に好成績らしい。
 プレイした方の評価も、今どきのゲームとしては不親切で、プレイヤーを突き放した内容であるにもかかわらず、いい感じのようだ。

 聞こえてくる声としては、Auなど他機種への移植希望、携帯ゲーム機への移植希望が多い。
 たぶんプレイしている方の感想や意見の何倍もの数だ。
 他機種への移植はG-modeさんが、かなり前向きに検討してくれている。個人的にはなんとかなると思っている。
 残るはコンシューマーの携帯ゲーム機への移植である。

 で、僕は再びネットの片隅で叫ぶ。
「誰か買ってよ、勇者死す。」と。
 今度は、携帯ゲーム機への移植だ。

 以下、携帯ゲーム機に移植するなら、こんな風にしたいというポイント。
 まずはとにかくイベントのボリュームアップだ。
 現在の「勇者死す。」に収録されている主要イベントは8つほど。
 これでオールクリアまで20時間、4回程度の複数回プレイが楽しめるボリュームとなっている。
 本作は、そのイベントの重層的な構造からイベントを1つ増やすたびに(理論上は)プレイ時間が加算ではなく掛け算で増える。
 もちろん作業量も掛け算で増えるのだけど(笑)。
 で、携帯ゲーム機に移植するならイベントを現在の少なくとも2倍に増やしたい。
 そうすると、すべての場合を実際のゲームプレイで体験するには1000時間を越える、理論上はね。
 もちろん調整が大変だから、もう少し緩い管理構造に変える。この変更は、そんなに難しくない。
 大雑把なイメージとしては、8回くらい遊んでもまだ当たり前に知らないことが起きる。これくらいを目指したい。

 ということで「勇者死す。」の携帯ゲーム機への移植。
 興味があるメーカーさん、いませんか?