第1回第2回

はじめにセットアップ概要シチュエーションルールコマンド面データ
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絢爛戦闘ボードゲーム (第1回)

はじめに

 このボードゲームは絢爛舞踏祭独特の戦闘を簡単に体験するための手軽で簡易なボードゲームです。

○実際のゲームとの違い

 絢爛舞踏祭PS2はコンピュータゲームですから、面倒臭い処理の多くが自動化されています。
 また、各頂点を三角形の形で相対表示することにより、視認性、操作性が非常によくなっています。
 また、今回ボードゲーム化するにあたって、人間=プレイヤーがなるべく簡単に遊べるように、データやコマンドは実際のそれと異なるものを使っており、また数を大幅にしぼってあります。
 とはいえ、基本的なメカニズムは、このボードゲームもPS2版も同じです。このボードゲームを遊んで、「なーんだ、簡単じゃん」と皆さんが思ってくれれば幸いです。

芝村裕吏

○セットアップ(ゲームに必要なもの)

 このゲームではメモ帳と筆記用具が必要です。
ルールはこの記事を参照してください。

○ゲームの概要説明

 第1週にあたるこのゲームでは、プレイヤーは人型潜水艦ラウンドバックラー(RB)を使い、火星の海を泳いでポールにタッチするのが目的です。
 ポールは2カ所に設置されています。
規定時間は7ターン。規定時間以内にポールタッチすることは出来るでしょうか。

○シチュエーション

 水の星、火星。プレイヤーはラウンドバックラーパイロットの練習生を目指す、少年少女です。実機と同じように目隠しをされた状態で、うまくポールにタッチしなければなりません。

○基本的なルール

☆まずはユニットの概念から

 このゲームではプレイヤー(貴方)が操作するラウンドバックラー(RB)と、到着目標であるポール、両方を総称してユニットと言います。

 すべてのユニットは深度、速度、機動のそれぞれ独立した数値をもちます。この数値を機動要素といいます。
機動要素(深度、速度、機動の3つの数値)がそれぞれ同じ値の時、ユニットは同じ位置にいる、とします。

例:
深度、速度、機動がそれぞれ5のユニットと、それぞれ5のユニットは、同じ位置にいる。

☆☆0、0、0未満にはなりません

 すべての機動要素(深度、速度、機動の3つの数値)は0未満になることはありません。いずれもマイナスの値をもつことはないわけです。
マイナスになるようなコマンドを選んだ場合、そのユニットは破壊されてしまいます。

☆ポールにタッチするには(ゲームの目的)

 プレイヤー(貴方)はラウンドバックラー(RB)を操作して、機動要素(深度、速度、機動の3つの数値)を操作し、到着目標であるポールと同じ数値になるようにします。同じ数値になったら、これをタッチといいます。全く同じ数値にならないとタッチしたことにはならないので注意してください。

規定の時間(7ターン)までに2カ所のポールにタッチしなければなりません。

例: 機動要素が0、0、0のラウンドバックラー(RB)を使って、機動要素7、0、0のポールにタッチするには、ラウンドバックラー(RB)の機動要素を7、0、0にしなければなりません。

☆ラウンドバックラーの操作法(コマンド)

 プレイヤー(貴方)は1ターンに1回、コマンド表からコマンドを選択することでラウンドバックラーの機動要素を変更させることが出来ます。
 コマンド表はルールの最後におさめられています。

 コマンドの効果に沿って、ラウンドバックラーの機動要素を書き換えてください。
 一回コマンドを使って機動要素を書き換えるごとに1ターンが経過します。

☆☆コマンドを選ぶと次のコマンドが絞られる

 一つのコマンドを選ぶと、次に選ぶコマンドが絞られます。
これは、急には流れに逆らうような動作をすることは出来ないことを意味しています。(行うためには一度停止コマンドを選ばないといけません)
次に選べるコマンドはコマンド表に記述されています。
なお、ゲーム開始時は常に停止状態からスタートします。(その前のターン(ありませんが)に停止を選んだものとしてコマンドを選んでください)

コマンドデータ

no.コマンド深度速度機動次に選べるコマンド
01停  止00001. 停   止02. 潜   行04.浮   上06. 増 速 開 始08. 減 速 開 始
11. 追 跡 機 動12. 回 避 機 動   
02潜  行10001.停   止02. 潜   行03. 急 潜  行12. 回 避 機 動 
03急 潜 行4-1-101.停   止02. 潜   行03. 急 潜  行  
04浮  上-10001.停   止04. 浮   上05. 急 浮  上06. 増 速 開 始 
05急 浮 上-41-101.停   止05. 急 浮  上13. アクロバット  
06増速開始01001.停   止07. 増   速11. 追 跡 機 動  
07増  速04-201.停   止08. 減 速 開 始   
08減速開始0-1001.停   止09. 減   速11. 追 跡 機 動12. 回 避 機 動 
09減  速0-20 01.停   止09. 減   速10. 変   形  
10変  形-3-3-301.停   止    
11追跡機動00101.停   止04.浮   上08. 減 速 開 始11. 追 跡 機 動13. アクロバット
12回避機動00-1 01.停   止02. 潜   行06. 増 速 開 始12. 回 避 機 動 
13アクロバット0-3401.停   止    

(Last Up Date:05/06/19)

面のデータ

 以下に今回のゲームの各初期位置を記述します。 規定のターン数はいずれも7です。7手以内に両方にタッチしなければなりません。

ゲームデザイナーより:
(ちなみに簡単にとけてもしょうがないので実際のゲームよりめちゃくちゃ難しくしてあります。)

(Last Up Date:05/06/19)

第1面

 深度速度機動
プレイヤーのRB000
ポールa111
ポールb311

第2面

 深度速度機動
プレイヤーのRB000
ポールa111
ポールb500

第3面

 深度速度機動
プレイヤーのRB001
ポールa050
ポールb020

第4面

 深度速度機動
プレイヤーのRB010
ポールa022
ポールb900

第5面

 深度速度機動
プレイヤーのRB420
ポールa030
ポールb004

例題

このゲームの遊び方を、例題を交えてご説明します。

まず、今回は下記の面データを使用し、7ターン以内に『ポールa』にタッチする事を目的とします。

例題面データ

 深度速度機動
プレイヤーのRB010
ポールa
(ゴール)
411

  1. “深度”または“機動”がプラスで、その他の数値がマイナスにならないコマンドを探します。
    ※ マイナスの値になると、ユニットは破壊されてしまうためです。
    この場合、『02. 潜行』または『11. 追跡機動』となります。
    今回は『02. 潜行』を選びます。
    表の『コマンド入力欄』に今回入力したコマンド名とその数値を入れ、『結果記入欄』に合計値を記入してください。

    コマンド入力欄結果記入欄
    コマンド名深 度速 度機 動深度合計速度合計機動合計
     スタート010010
    1ターン02. 潜行100110
  2. 『02. 潜行』コマンドを使用したため、次に選べるコマンドが制限されます。
    次は、『01. 停止』『02. 潜行』『03. 急潜行』『12. 回避機動』のうち、“深度”または“機動”がプラスで、その他の数値がマイナスにならないコマンドを探してください。
    今回も『02. 潜行』を選びます。
    表の『コマンド入力欄』に今回入力したコマンド名とその数値を入れ、『結果記入欄』に合計値を記入いてください。

    コマンド入力欄結果記入欄
    コマンド名深 度速 度機 動深度合計速度合計機動合計
    1ターン02. 潜 行100110
    2ターン02. 潜 行100210
  3. 同様にして“深度”が「4」になるまで『02. 潜行』を続けてください。

    コマンド入力欄結果記入欄
    コマンド名深 度速 度機 動深度合計速度合計機動合計
    2ターン02. 潜 行100210
    3ターン02. 潜 行100310
    4ターン02. 潜 行100410
  4. 次は“機動”がプラスで、その他の数値がマイナスにならないコマンドを探す必要があります。
    前ターンで『02. 潜行』コマンドを使用しているため、次に選べるコマンドが制限されているのでご注意下さい。
    次に選べるコマンド『01. 停止』『02. 潜行』『03. 急潜行』『12. 回避機動』のうち、機動がプラスで、その他の数値がマイナスにならないコマンドはありません。
    その為、一度『01. 停止』して現在の流れを変えます。

    コマンド入力欄結果記入欄
    コマンド名深 度速 度機 動深度合計速度合計機動合計
    4ターン02. 潜 行100410
    5ターン01. 停 止000410
  5. 1ターン使って『01. 停止』した後は次の流れに移ることができます。
    次は“機動”がプラスで、その他の数値がマイナスにならないコマンドを選択します。
    今回の場合は『11. 追跡機動』になりますので、選択のうえ表の『コマンド入力欄』に今回入力したコマンド名とその数値を入れ、『結果記入欄』に合計値を記入いてください。

    コマンド入力欄結果記入欄
    コマンド名深 度速 度機 動深度合計速度合計機動合計
    5ターン01. 停  止000410
    6ターン11. 追跡機動001411
  6. 結果記入欄の座標が『ポールa』の値と同一になりました。
    おめでとうございます!クリアです!

ヒント

  1. まずはご自分でゴールの座標を決定し、制限無しで辿り着けるか試遊してみてください。
  2. より短い手でゴール出来るように、少しずつ手数を減らしてみてください。
  3. 次に、第1面の座標データを使用し、制限無しで辿り着けるか試遊してみてください。
  4. それでも解けない場合は、こちらをどうぞ。

ダウンロード

■コマンド表■
コマンド表

PDF (694 KB)
Ver. 1.01

(Last Up Date:05/06/19)

■第一回目 記入表■
記入表

PDF (211 KB)
Ver. 1.01

(Last Up Date:05/06/30)

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