戦闘に関するロジックははどのようにして作られるのでしょうか。

A:

夢ですね。私は寝ていると数式の夢を見ます。
雨も風も、数式になっている美しい世界で、私は思索することにしています。
思索も数式で記述され、そこから使えるものが出始めたら記憶して朝を待ちます。
起きたら設計を開始します。それが全工程です。



戦闘ロジック作成のきっかけはどのようなところにあるのですか。

A:

人類が作った非ダイス、非ランダムゲームの最高峰は囲碁です。
今回ゲームデザイナーとしてそいつを越えてやろうと思ったんで作りました。
もちろん、同じ条件でやれば現代にいる私が勝つのは当然です。だから、制限をかけました。
私はマップを使いません。 以上、終わり。この条件で腕をふるいました。



戦闘の概念が絶妙ですが、どこからヒントを得ていらっしゃるのですか。
また、その概念に決定する (した) ポイントは?

A:

 その日、私はトポロジー空間を犬と泳いでいました。夢の中の話です。
その中で、私と犬は、どういう風に見えるだろうと考え、続いて犬と追いかけっこをし、一連の秩序を思いつきました。

今回のチームには杵村さんという天才がいて、彼に私が数的秩序を説明すると考え込んでいなくなり、数日の後にあの三角形をもってきました。
この段階からですね。それまで毎度私の理論展開に絶望したり困ったりしてたりした、SCEのスタッフとかが面白いんじゃないかとかいって騒ぎ出したのは。
後は知るとおりです。スタッフが説明努力をした結果、人類は世界ではじめて観念空間の戦闘が可能になりました。

 だから今回の奴は概念の勝利と言うより表現の勝利ですね。
杵村さんが物事を絵で翻訳する才能において天才でなかったら、あるいはスタッフが献身を重ねてくれなかったら、私が論理を記述しても世界の謎で終わっていたでしょう。



戦闘で勝利するためのコツがあればアドバイスをお願いします。

A:

既存の概念を全部捨てて心をフラットにすることです。
アレは人類がはじめて手に触れる産物ですから。既存の常識は完全に邪魔です。

なに。人間の適応能力だったらすぐついてこれますよ。
実際テストプレイヤーたちはあの空間を感じている。



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