ファニープレイは、Aの魔法陣用の(いくつかある)運用教則のひとつで、その名に反してスラッシュ!の中で最も攻撃的で前衛的だと言われています。
ファニープレイに限らずスラッシュ!はルールではありません。ルールを拡張することも、拡大することもありません。
広義でのスラッシュ!は、非ルールのノウハウとして各ハウス(セッションデザイナー以下のプレイヤーの集合)がそれぞれ編纂保有するものですが、今回はその一つを明文化して配布を行います。
ファニープレイを導入することで、以下の効果があります。
- SDの事前準備がいりません。
- SDの思いどおりにゲームが進みません。
- SDとプレイヤーの腕前がこれ以上ないほど出ます。
- 良い訓練になります。
- 初めて顔をあわせた人ともある程度プレイできるようになります。
また、多くのセッションデザイナーにとっては独自のスラッシュ!の編纂指針となるかもしれません。
ファニープレイは1シーン1ゲーム1時間を基本としてプレイヤー主体で進む計画性のない遊び方です。
シーンが足りなければシーンを足し、プレイ時間が足りなかったら延長するという、へなちょこぶりがこのゲームの基本です。
ファニープレイではSDはシーンの目的設定(&ギミック設定)と判定以外を行いません。つまり、筋道の設定や進行補助、誘導などは行いません。
シーン目的をどう達成するかはプレイヤーに任され、SDはその判定役、記録役に徹します。
例:
その日、SDはAの魔法陣で花見をやる。楽しむための難易度は5と言った。(シーン目的の設定)
プレイヤーたちはそれぞれが方法を考え、SDはそれを判定する。(行動判定)
SDはシーン目的の設定と各種判定、記録以外はやらない。