- 民族学
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見知らぬ世界を訪れる場合における、かなり重要な設定、あるいは成功要素で、行動の動機にも、成功要因としても使える。
民俗学的に分析するという言葉を知ってれば、SDから意外な情報を聞ける時があるかもしれない。また、ショッキングな風習にあっても比較的冷静に対処できるだろう。
- 博物学
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見知らぬ世界を訪れる場合における、かなり重要な設定、あるいは成功要素で、行動の動機にも、成功要因としても使える。
分類するのが仕事で、目に付く物はなんでも守備範囲という代物なので、薄く広く使える。
収集癖があったり、ポケットになんでも詰め込むという追加設定を付けやすいのもメリットである。
- 心理学
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人間のいない世界はないし、感情のない人間も少ないということで、これもかなり使いでのある設定や成功要素である。
対人交渉でも分析でも使える。
- 比較言語学
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英語などとセットで運用することで、かなりの守備範囲を得る設定や成功要素。古代文字の解読、方言の理解などにも使われる。
- 悪食
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異文化で生活する場合やサバイバルで役に立つ設定。デメリットとして使われることもあるが、もってると騒ぎの中心になりやすい。
初心者は色物キャラクターを運用した方が楽しいことも多いので、この手の設定を使ってもいいだろう。特に組み合わせの妙が面白い設定である。
(例:絶世の美女で悪食)
- 鋭敏嗅覚
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犬のような鼻の良さを言う。野生児などの設定と合わせて使われる事が多い。
多くの場合、見た目はカバーできても匂いは隠せない時が多いため、意外と役に立つ設定である。
もっとも弱点になる時も多く、すばらしく役に立つというほどではない。
- 助平
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強力な設定で、簡単にキャラを動かす動機や設定の背景になりうるものである。意外と見るべきところは見ている(いや、意外でもないが)ためにつかうこともある。
- 演劇
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嘘をつく場合にも、ボディランゲージする時にも使える、意外に使いでがある設定。
- 寛容
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精神的ショックによるデメリットを回避するための設定のひとつで、人外の存在を許容する場合などに使う。
いやな顔をしにくいので、交渉時でこの成功要素を抽出されることも多い。
- 正義漢
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キャラクターの行動根拠になりうる強力な設定で、この設定さえもってれば、たいがいの行動理由はついてしまう。
はじめて一緒に遊ぶSDへの対策として、コンベンションなどでは守銭奴、強欲などとともに良く採用される存在である。
- 水虫
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単体で使われることは余りないが、この手の役に立たない設定は、SDと交渉し、他の使える設定とともにデメリットとして付与する事に意義が有る。
水虫に限らずデメリットのような設定は、キャラを作る前にいくつか控えておいた方がいいだろう。
- 神話知識
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神話というものは多くの場合、民族性や歴史的事件、重要な情報などを示すものである。これを読み解く時、民俗学に並んで使われるのがこの設定である。
この種の道具立てが好きなSDではかなり使いでがある。
ルールで推奨される、自分の分身ばかりでは面白くない、とはいえキャラの設定を長い時間作るのは面倒というプレイヤーがいるかもしれないので、その場合の対処としてクイックスタート用の設定を用意します。
一行を引き写して名前や残りの設定は適当に膨らませてください。
- 正義漢で野生児、鼻が良くて大食漢の15歳。
- 良家の子弟で眼鏡の秀才、冷たくて英語に長ける15歳。
- おしとやかに見えて実はそうでもない人気者の15歳。
- 巨漢で無口、何考えているか分からないけど付き合いがいい15歳。
- みんなのマスコットで好奇心旺盛、おっちょこちょいな小柄の15歳。
上記のようなクイックスタート用設定はSDC集でも収録予定です。