今日、「勇者死す。DC版」のインタビューがあるつもりで一時間かけて新宿まで行った。
約束の時刻に10分ほど遅れそうになったので、電話を入れたら「明日だよ~ん」と明るくかつ冷ややかに告げられた。
僕の場合、こういう勘違いは年に一度や二度は必ずあるので、その場合の精神的なリカバリー方法も何パターンか心得ている。
さほどダメージはない。
というわけで、帰りの電車の中であれこれ企画をひねる。
ようするに現実逃避だ(笑)。
思いついた企画、忘れないうちにメモ。
広大なフィールドをもつ、ちょっと荒れた近未来を舞台にしたアクションゲームを想像してほしい。
廃墟と化したビル街や、改造バイクを乗り回す野盗の群れとか、まあ、そんなありがちな世界観で十分だ。
さて、僕はそのゲーム内で美少女キャラ(アンドロイド)を作成する。
顔のパーツ、衣装、スタイル、悲鳴の声質など豊富なバリエーションから選択できる。
とりあえず、オッサン趣味丸出しで申し訳ないが、ポニーテールでセーラー服で小柄な女子高生を作成。
名前は、今日の気分から「川上今日子」とつける。
もちろんここで金髪の青い眼のチアリーダー風のキャラにして「キャンディ」とか、まあ、そこは好きにすればいい。
続いて、パラメータの設定だ。腕力、脚力、素早さ、魔力、ありがちなあたりを8つばかし。
1~最大値まで自由に設定できる。
次に、先に設定したパラメータの範囲内で、獲得可能な武器や魔法、スキルなどが表示されるから、そこから好きなだけ選ぶ。
僕は、せっかくポニーテールの女子高生の川上今日子なので、凶悪な召喚獣が宿った日本刀あたりをチョイス。
女子高生のたしなみとして機関銃も一丁。
入力はこれで終わり。
僕がが入力した条件をCPが判定し、川上今日子に賭けられる賞金額を計算する。
賞金が安いと思ったら、パラメータを下げるなり、武器を捨てるなりすればいい。
すべてOKなら、逃走開始。
同時に僕が設定した川上今日子情報と、CPがはじき出した賞金額が他のプレイヤーに公開される。
で、僕の勝利条件はプレイ時間、計10時間、川上今日子が死なないようにこのゲーム世界で追っ手と時には戦いつつ逃げ回ること。
逃げ切れれば賞金は僕のもの。
逆に、制限時間内にポニーテールの女子高生川上今日子を見事倒したプレイヤーは賞金を手にする。
ようするにこれだけなんだが……、
美少女になって迫り来る男たちから必死に逃げ回ってみたいし、逆に泣きながら逃げる美少女を追い掛け回してみたいと思わないか?
どうせ倒されるなら、いっそ川上今日子の首が派手にはねられるところが見てみたい。
追っ手側のプレイヤーキャラは、経験をつませればスキルを覚えパラメータも少しずつ上がる。
忙しいプレイヤーは、性能がいい武器や、パラメータをあげる薬をリアルマネーで買えばいい。
美少女キャラは、参加初日から無敵キャラも作成可能。(強すぎて誰も相手にしてくれなくて寂しいだろうけど)
バランスは問題ない。
アクション部分を小気味よい操作性にできれば、面白いことは確実だ。
問題は、倫理規定をすり抜ける設定なり、誤魔化しなりをどう付加するかだな。