東京都の中学剣道大会の男子団体戦と女子個人戦があり、次男が出場しているのと、会場が綾瀬で30分と近いという理由で観戦してきた。
女子個人戦の決勝戦「小林さんVS清水さん」の試合は、けっこう感動。……というか、遅ればせながら「萌え」が少しだけわかった気がした。
いや、だってさ。面をとると色白の普通の女の子の淡いピンクに上気した顔がそこに突如現れるギャップがね(笑)。
こういう剣道大会の観戦を楽しむ方法としては、
「白の貴公子、小林」(紺色が多い中、道着が白で目立つ)
「粘りの清水」(延長戦が多い)
「秒殺の赤い悪魔、二宮」(赤い胴で、開始3秒くらいで一本とり二本目も10秒とかからなかった。で、相手に対する攻撃が容赦がない)
「暴走ダンプ、**」(三分の試合時間で相手を三度も場外に突き飛ばした)
とか、勝手に通り名をつけると面白いね。
キャラ立てって大事だよ。
それとやっぱドラマだ。
小林さんのほうは学校を挙げての大応援団が観客席に陣取っていたのに対し、清水さんのほうは聞くところに寄れば、廃部寸前で部員一人だったんだそうな。
このへんの背景の対比も決戦を盛り上げる効果としては、実においしい。
そういえば、会場に向かう千代田線の車内にて、印象的な人を見た。
電車が駅に着いて、慌てて下りようとして、出入り口の上の部分に、思い切り額をぶつけた挙句、実は降りる駅ではなかったらしく、すごすごと車内に戻ってきて、ばつが悪そうにうつむいていてはいたが、何しろ背が高いものだから、赤くなった額がけっこう遠くからもはっきりとわかり、僕も含めて周りの人は、じろじろと見てはいけない、笑ってはいけないと思いつつもやっぱりチラチラと見ちゃうほど……、
彼女ときたら、痩身のモデルばりの美人だった。
あ、そうか、これもきっと「萌え」なんだな。違うのかな?
ちなみに次男のチームは、大将戦までもつれ込み、勝敗数はイーブン、一本勝ちのポイント差で一回戦敗退と、かなり「惜しい!!」結果だったけど、たぶん指導の先生がいいんだろうね、次男を含め五人とも、伸び白のある素直な剣道で、見ていて好感を覚えた。
親の欲目を承知で言うと、今後が楽しみなチームだった。