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Twitterから抜粋、最近分
桝田 省治

・【告知】 『ゲームデザイン脳 桝田省治の発想とワザ』フルバージョン(1000円)が、iPhoneもiPadも両対応のユニバーサルアプリで、本日リリースされたそうだ。\(^-^)/ http://bit.ly/9jvqB9

・【俺屍2の話】昨日エンブレの受賞パーティで佐嶋さんに久しぶりに会った。もしも続編が決まったら「どうする?」と打診したところ「神様を全部描き直していいなら参加する」とのこと。だが、そんな予算は組んでない……。決まったら俺屍の画集の超先行予約をエンブレか電撃でとってもらうか。

・妻が学校説明会を聴きに某女子校に行ってきた。今日も平常授業、それも体育があったらしい。さすが女子だけのおおらかさか、廊下側の窓を全開にしてワイワイ着替えている光景が説明会の最中に見えたそうだ。もちろん学校説明会には入学希望者の父親も来ているw 僕も行けばよかった。

・「紀」という漢字を言葉で伝えるとき何と言うか?妻は「紀子(きこ)さまの紀」、僕は「紀伊国屋文左衛門の紀」、高3長男と中3次男は「古事記ではなく日本書紀のほうの紀」と一致、小5の娘が「ジュラ紀の紀」

・榊君に誘われたので、今日はエンブレのえんため大賞受賞パーティに初めて行く。そういえば、賞と名のつくものに、たぶん20年以上縁がないね。

「榊さんってどんな感じの人だった?」と訊かれたので、「カメラを首から下げていないあまり売れてないカメラマンみたいな感じ」と答えておいた。

・一日ひとついいこと探し。昨日は広井さんの元気そうな姿を見られてよかったw

・昨日昼過ぎに起きたら、長男が居間でゲームをしていた。「学校は?」と訊ねたら「中間試験中だから」と返事。たぶん、中間試験中は学校は午前中までという意味なのだろうけど、せめて中間試験の最中くらい一夜漬けでも勉強するもんじゃないのか……

・ビックリしたこと:防衛大や防衛医大の願書や受験票は、「たまたま近くまで来ましたので」と見え透いた言い訳しつつ自衛官がわざわざ自宅まで届けてくれる。

・透明の猫より先に「傷だらけのビーナ」が発売は先になりそう。

・東海道新幹線に乗って行き帰りも富士山が見えないと1000円くらい損した気分になるね。

・「まおゆう」のタイトルロゴを考えている。ロゴデザインを自分で考えるのはリンダや俺屍……あ、暴プリ以来で、なんだか楽しい。小説以外の展開も視野に入れて、縦組みと横組み、カラーとモノクロ、大と小で同一のイメージが保持できるよう配慮。これが意外と難しい。

・「違う!」 RT じゃあ説明書裏(だっけ?)の女の人は…? RT どーせ根絶できない噂だがそれでも僕は言い続ける。「違う!」 RT 俺の屍を越えてゆけというゲームのパッケージの男の子は、 当ゲームメインデザイナー桝田省治の実の息子

・実質1カ月で編集した「ゲームデザイン脳」のほうが3か月かけて執筆した「ジョン&マリー」よりずっと売れていて複雑な気分だ。技評の美人編集者のほうが僕自身より、僕の市場価値を知っているということか。企画力で負けた気がしてなんか悔しい。「ジョン&マリー」もけっこう面白いんだけどなあ!

・18歳の長男が学校を休んでいる。肩が張って腕が上がらない。背中が痛くて座っているのが辛いそうだ。何が原因かはわからないが、この症状に近いのは四十肩だ。

・天外2の孤児救済イベント。
ある日家に帰ったら美少女と同居することになっていたという、おそらくは井沢君の下世話で虫のいい願望と、細かな台詞の変化に気づかせるためにプレイヤーがイベントがすでに終わった町に向かう適当に道徳的な動機を考えていた僕の思惑が融合した結果だと思う。
 ちなみにアイドルの名前は、グラフィックデータを増やさずに違うタイプの美少女をイメージさせる安上がりな記号だよ。

・【告】今月末にはキャラのデザインがあらかた決まる予定です。「まおゆう」のゲーム、コミックなどをご検討の各社さまは、改めて告知しますのでもうしばらくお待ちください。m(__)m

・窓のない会議室に http://blog.livedoor.jp/kawadayukomm/

・ゲームデザイン脳: 「全部ウソだと書いておけ」じゃあ、「全部ウソってことでw」は成立するし、同様に「かなり事実」だけど一応「全部ウソだと書いておけ」じゃあ、「全部ウソってことでw」も成立するが、素直な人はその可能性を疑わないね。

・うまいな、道也くん @mitimasu 寒くなると、みんな布団にくるまって芋虫と化す。あれがいわゆる「この冬いちばんのザムザ」というやつであろう。

・RT @ynabe39: 「奴隷は自分を縛る鎖の出来を自慢する」ってすごい言葉だな。もの凄い真実を見た。

・R-TYPE。広告の取材と称して大阪のアイレムまでわざわざ行って、さも全面クリアしたかのごとく調子よく話を合わせて開発スタッフを喜ばせて、おまけに北の高級クラブで接待までしていただいたのは僕だw

・先日の俺屍アンケートの集計結果が送られてきた。予想以上にいい結果でホッとしたものの、僕がジャッジする側の人間だったなら、「本当かよ」と疑いたくなる数字だった。
 この好結果について20年以上調査関係の仕事に従事してきた妻に意見を聞いたところ、「わざわざアンケートに答えた人の意見でしかないこと」「ネットの調査はその時点での空気に支配されやすいこと」等の指摘を受けた。「だよなあ」と納得。

・昨日、娘が文化祭を見に行った女子高の制服は、エヴァのヒロインたちが着ていた制服の元になったと言われていて「かわいい」と人気があるそうな……。で、エヴァで女の子たちが着てた制服を思い出そうとしたのだが、裃(かみしも)に似てたという印象しかない。
 裃(かみしも)の肩を強調したデザインは、権威とか男性とか強さの記号だ。これは、エヴァ以前のロボットのシルエットにもしばしば見られる特徴だ。それをわざわざ逆の記号性をもつ少女に着せたのかな。だとしたらなかなか気が利いたユーモアだね。

・わかば。1本で今どきのライトでマイルドなタバコ1箱分相当のニコチンとタールが効率的に摂取でき、かつ値段も安いハイスペックな一品です。おまけに舌の感覚が麻痺して寿命を削っている実感がひしひしと伝わり、とてもスリリング。日常に退屈し刺激に飢えている方にお薦めw

・メタルマックス・トークライブ当日の様子 http://togetter.com/li/55435

・月末なので銀行に行ってさっき帰宅。で、今ズボンのチャックが開いていることに気づく。いつから開いてたんだろ……。ま、この歳になると、終わったことをいちいち悔みもしないし、これくらいのこと百回は経験済みだ、恥ずかしくもなんともないことがむしろ寂しい。

Twitterから抜粋、最近分
桝田 省治

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↑高河ゆんさんが撮影

・とてもよく出来た錯視
http://twitpic.com/2ocbxx

・ご無沙汰しています。帯にコメントをいただいた「鬼切夜鳥子」は、毎度もうイヤだと言い続けながらも5巻まで続きました。もうすぐ初の児童書が完成するので本になったら送らせてください。
(乙一くんをツイッターで見つけた)

・9/16 久しぶりに投手がしっかり仕事して打線もなんとかつながっていい形で勝った。中日も負けたようだし、あとはマエケンの健闘を祈るのみ。

・9/18 セリーグの後期優勝は、ぶっちぎりでヤクルトってことでいいよ。

・美人編集者が夏休み中なので詳細は不明だが、彼女のことだ、自分が休んでいる間に他人を休ませるなんてもったいないことはやらないはず。たぶん稟議書だか承認書がもう回ってると思うよ RT ゲームデザイン脳(iPhone版)の完全版はいつでるんですか?

・9/19 明日の秋山救世主に期待。

・俺屍好きな方には、一番人気がない3巻をお薦めします。ただ「エログロヒャッホーイ」というほどでもないよw RT 桝田省治の鬼切り夜鳥子が気になる。エログロヒャッホーイな感じだしー

・2階にある古いテレビが突然映らなくなったのは、地デジ化のためだろうと思っていたが、アンテナ線が外れていただけだった。たまにしかテレビをつけない人間への告知の浸透具合っておそらくこんなもん。

・資料が広げられる大きなテーブル+長時間借りられる+タバコが吸える+メシ食える+静か+都心 という条件で会議室を探しているとき、即座に歌舞伎町のカラオケ屋という発想がでる水玉さんの柔軟さに感激。

・「まおゆう」書籍化プロジェクト。時間がないのでキャラデザとイラストを分担することにした。

・ごめん、いつ?どこ? RT イベント「メタルマックス・トークライブ」のシークレットゲスト、スクープ情報! シークレットゲストは「桝田省治」さんです。

・「いつ?どこ?」と書けば、その応答が場所と時間の告知になるという計算だ。まさか忘れてたなんて、ハハハ、あるわけがないじゃないか、ハハハ

・9/22 明日は、高河ゆんさんと小林智美さんと銀座でお茶した後に、三人で伊藤賢治さんの20周年記念コンサートに繰り出すという、ここ5年くらいでもっとも贅沢なデート。

・「やっぱ楽器が弾ける男子はポイント高いわねえ」「料理がうまけりゃ満点だよね」と小林さんと高河さんがコンサートの帰り道に話してた。イトケンは暇を見つけて料理の練習もすべきだなw

・あまりに普通のおじさんなのでよくガッカリされますw

・最近、商品としては熟れすぎの梨をあちこちからいただく。松戸は首都圏のベッドタウンとしてはややいびつで問題も少なくない町だが、梨好きの僕としては、この季節だけは住んでよかったと心底思う。

・当時のメインスタッフほぼ全員がtwitterをやっているので万一行き詰ったら何なりとご用命くださいw @takakoshimura ただいま何年ぶりかの天外魔境Ⅱをプレイ中です。

・長男は高3、次男は中3。ふたりとも受験生だ。長男は合格判定50%の学校に2人に1人しか受からないと言い、次男は2人に1人は受かると言う。

・心にしみる名言 RT @HitoshiSakimoto: 悪いのは私で、お酒に罪はないのです。w
※このRTのあと、崎元仁さんと飲みに行こうという謎の展開w

・「~~的な意味で」という言い回しをする人は、本人が知らぬ間に中国に連れていかれて洗脳されているんじゃないかと念のために疑う。

・全部上手くやろうとするから難しいと感じるしストレスもたまる。半分くらいうまくいけば御の字、それ以上上手くいったらラッキーと考えれば難しくはないさ。人生の当たり外れなんてそんなもんだろ。RT 前からお聞きしたかったのですが、「アクションが苦手」なのに、俺屍のエンカウント方式はかなりのアクション性を要求されていますよね。

・ハイレベルなアニメ作品
http://bit.ly/9LHLF4

・高河ゆん先生撮影の雨の246。色合いが70年代w
http://twitpic.com/2sitt1

・9/28 うそ! 水曜だと思ってた…… RT @nakamura_ching: 今日月曜かと思ったら火曜か

最近読んだ本
桝田 省治

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●夏期限定トロピカルパフェ事件 米澤穂信著
 度が過ぎる推理好き、復讐好きの性格を隠し、「小市民」として平穏に暮らすことを目標にしていて、そのために学校では恋人を装っているという、なんともひねた高校生の男女が主人公の推理小説。
 1作目は、自転車泥棒を除けば犯罪らしい事件は起きず、日常に潜むささやかな謎を人知れず解いていたのだが、2作目の本作では、誘拐事件が起き、それに誘発され、世間から隠そうと努力していた主人公ふたりの性格の「クロ」さが徐々に出てくる。
 ま、そんな感じの趣向。

 推理小説の謎解きを設計しそれを小説にしたてる手並みは、とても上手。ただし、それだけなら他にもうまい人はいる。
 本作のユニークさは、主人公が非常に優秀な探偵でありながら、その優秀さに本人たちが戸惑い悩んでいるという矛盾だ。
 加えて、高校生の男女というのがまたいい。
 悩みの中身はかなり変わっているが、他人から見たら取るに足らないことで悩むのが中高生の特権みたいなものだ。
 それに同じことで悩んでいても男女でずれる。

 中高生の頃の自分の性格や恋愛経験を思い出すと気恥ずかしさを感じる大人が読むとニヤニヤできる設定だ。
 
●陽気なギャングが地球を回す 伊坂幸太郎著
「陽気なギャングが地球を回す」とその続編「陽気なギャングの日常と襲撃」を読んだ。
 読みたい本が手元から切れたとき、買い置きしておいたこの作者の小説は常に一定以上のレベルで面白いから重宝する。

 他人のウソが見抜ける、体内時計が異常に正確など、一風変わった特殊能力をもった4人の銀行強盗の話。
 各人の能力は、この手の話としては都合がよすぎるものの、性格のいびつさも含めて、徹頭徹尾終始一貫、娯楽なのでバカバカしくて純粋に楽しい。
 深遠なテーマなんぞ微塵もないところも素晴らしい。

 で、ふと気づいたのが、僕はゲームではおかしな人たちをさんざん登場させていたが、なぜか小説ではほとんど使っていないこと。
 ヘンな人は面白いのにね……。
 ちょっと反省した。

先週、読んだ本
桝田 省治

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●封印された三蔵法師の謎 テレビ東京編編集

 同タイトルのドキュメンタリー番組を書籍化したものだ。
 三蔵法師については、仕事の資料として以前にけっこうしらべたつもりだったが、それでもいくつか知らない事柄や新しい解釈が出てきて、その点は興味深かった。
 ただ、バラエティやスポーツ、ドキュメンタリーも含めて、僕はテレビ番組に対して「バカの熱量」を常に期待している。
 その点では、この本は語り手あるいは番組の制作者の「なんで俺がこれを面白いと思ったかというとだな」とか「俺ってバカだからこんなこともまで本気でやっちゃったぜ」とか、そのあたりのしゃしゃり出方が半端に感じた。
 たぶん僕は、三蔵法師よりそれに興味をもった、あるいはそれをたくさんの人に知らせようと思い立った、同時代に生きている企画者や制作者の考え方、生き方に興味があるんだね。

●解体諸因 西澤保彦著

 一見猟奇的に見える様々なバラバラ殺人事件のバラバラにした必然をひたすら推理する短編集。
 僕はこの試行実験ともいえる趣向に笑い転げたが、キャラの掘り下げとか奇怪な事件の背景とか手に汗握るサスペンスとか、そういうのを期待する向きにはまったくお薦めできない。

 これに近い感覚は、一昔前に深夜にときどきやっていた芸能人の麻雀大会の「解説」だろうか。
 まず麻雀のルールや流れ、醍醐味などを知らないと当然ながら面白くもなんともない。
 捨て牌や現在の点数を見て他のプレイヤーの思惑を図るとか、自分の配牌を見て上がり役の可能性を探るとか、そういう推理や計算自体が実際のプレイよりもむしろ楽しいと感じる人しか、解説を聞いてもおそらく興味は持てない。
 で、プロというのは恐ろしいもので、素人が考えつかない可能性を披露してみせる。(ただし可能性なので予想通りになることはほとんどない)
 ゲームである麻雀の目的は勝つことのはずなのだが、ある意味、勝ち負けはどうでもいい面白さだ。

 本作も同様に、結果的に犯人逮捕や事件解決がなされる場合もあるが、それに至る過程に比べればどうでもいい。

小林智美画集 Flower garden
桝田 省治

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 縁あって「小林智美画集 Flower garden」 http://p.tl/XWSq をご本人からいただいた。

“百花繚乱”という形容じゃ足りない。
 本なのに目まいがしそうな濃厚な香りが立ってる。
 新しいページをめくるたびにドキドキする。
 こんな感覚、久しぶりだ!!