記事一覧

業界デビュー
佐々木 哲哉

 僕は、大学生の時に初めてマイコンと言う代物を触りました。大学の入学祝いと言う名目で、シャープのMZ-80Kを買って貰ったのです。
 当時は、売られているソフトなんて皆無でしたからマイコン雑誌に載っているプログラムを入力したり自分で作ったり。その頃の雑誌と言えば、ASCII、I/O、マイコン、RAM位でした。
 それから、数ヶ月。先輩からプログラムを投稿して見たら?とそそのかされてI/Oにプログラムを投稿。見事採用されました。その時の目次の部分です。
 忘れもしない、1979年10月号です。
1979年10月号目次
 当時、原稿料が1ページ4000円でしたので、10ページで、4万円貰えました。学生のバイトとしては、かなりの高収入です。(当時の大卒初任給が10万円程度です)
 しかも、書いたプログラムは、マシン語で512バイトです。kBとかMBじゃなくバイトですよ。洒落みたいになってしまいますが、512バイトのバイトで4万円でした。
 今じゃ、皆信じられないでしょうけど、8ビットマシンのワープロとかも64kBで動くように作ってたんですよ。苦労した覚えが今でもよみがえってきます。
 逆に、現在では容量がデカすぎて埋めきれない悩みも出てきているのですが(苦笑)。