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首長竜も空を飛んでた?
桝田 省治

 昨今の痛ましい事件で、ピリピリきている妻から厳命を受け、4月から小学生になった娘の送迎をやっている。
 最寄の駅から自宅まで、大人の足なら10分弱の道のりが、娘と歩くと20分以上かかる。
 その間、娘は学校であったことや、最近テレビで観たことを僕に話す。
 たとえば「ツタには吸盤をもつ種類がある」と本に書いてあったとか。
 この件は「ホントかよ?」という僕に、通学路途中の家の塀にへばりついていたツタを虫眼鏡で見せるという実証でもって、僕を納得させた。
 で、問題は昨日。タイトルの話題だ。
 娘が言うには「いわゆる翼竜や始祖鳥とはまったく別の系統で、翼をもつ恐竜が発見された。それは大きさは小さいが、首長竜に属する」らしい。
 情報源はNHKの教育番組だそうな。
「何か勘違いしてるだろ?」と僕が言うと、翼の部分の中指だか親指だかの進化の仕方が、既存の翼竜と根本的に違うのだ、と主張し自宅にたどり着くや、図まで描いてくれた。

 どなたか、この件に関して情報をお持ちの方、いらしたら教えてください。
 僕は気になって眠れません。